2012年9月21日金曜日

「出講」と「国旗」そしてバッハ「パルティータ」

日は「出講日」でした。帰ってから一仕事していたらこんな時間になって仕舞いました。来週から後期が始まるので益々忙しくなります。

 今朝の朝日新聞に「国旗」にお辞儀をしない村長さんの記事がありました。以前、政府の記者会の時に、大臣が国旗にお辞儀をしているのに違和感を感じると書いたことがあります。私は、中・高がカトリック系の学校であったこともあり、国旗にお辞儀をする光景は見たことがありませんでした。もちろん大学ではそのようなことは致しません。ですから、このようなことが当たり前に行われていることにむしろ驚きました。

 その村長さんは、国旗にお辞儀をするのは国民より国のほうが偉いと言うことになるのではないかと仰っています。様々な批判もあり、国旗にお辞儀をするのは「和」の精神を育むと言う意見もあったようです。しかし、「和」とはそれぞれが分を弁え、たとえ反対であっても従うと言うことではないか、それよりも互いの意見を言い合う方がよいとも仰っています。
 私もこの村長さんの意見に賛成です。国旗にお辞儀をするのを当たり前のようにすることによって、じわじわとナショナリズムを浸透させようとしているように感じられます。そう言うとあの方を思い出すのですけれど、先日お話しした「もんじゅ」視察の報道が YouTube にありましたので、掲載しておきます。



福島第一原発事故を「あれだけのこと」(つまり、あの程度のこと)と仰っています。同じ人間とはとても思えません。このような方が東京都知事に当選して仕舞うと言う日本の政治状況にもため息が出て仕舞います。今日は野田首相が民主党党首に再選されたと言う報道もありました。あの如何ともし難い人たちによる、自民党総裁選挙もあります。絶望的な気持ちになって仕舞いそうです。でも、そうも言っていられません。

 本日の音楽は心を鎮めるためにまたバッハに致しました。


本日はパルティータ第4番をグールドの演奏で貼っておきます。



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