2012年8月20日月曜日

「焼きそばUFO」と「六カ所村ラプソディー」そしてベートヴェン「チェロソナタ」

日の昼食は「焼きそばUFO」です。


相変わらず食欲がありませんが、久しぶりに何となく「UFO」が戴きたくなりました。

 鎌仲ひとみさんのドキュメンタリー「六カ所村ラプソディー」を購入致しました。昨日早速鑑賞致しました。


2006年に公開された作品です。再処理工場の建設と試験運転に揺れる人々の生活を追ったドキュメンタリーです。
 福島第一原発事故の後も、六カ所村は再処理事業を進めるよう政府に要望しています。先日の報道で、東電は六カ所村に隣接する東通り原発の建設費用として六カ所村に2億7000万円支払っていたことが明らかになりました。明らかに寄付ですけれど、現在寄付金は電気料金に入れられないため、建設費と言う名目で支払ったと言うことです。
 六カ所村の村民一人あたりの平均収入は、全国平均の約5倍の1360万円。交付金・寄付金の泥沼にずっぽりとはまり込み、最早抜けるに抜けられない状況になっているようです。もちろん、反対する人たちもいらっしゃいますが、その人たちの声は全くかき消されいます。何だかとても悲しい気持ちになります。廃止の決まっている英国セラフィールドを望むアイリッシュ海は世界一放射能汚染が酷い海になって仕舞い、周辺地域では小児白血病などが多発しています。再処理工場は原発1年分の放射性物質を1日で大気中や海に放出しています。
 現在、再処理は、相次ぐ事故で試験運転を停止しています。ガラス固化試験では、溶かした使用済み核燃料をカラス固化する装置が目詰まりし、鉄の棒を押し込んだところそれも取れなくなり、如何ともし難い状況になっています。然し、稼働しなくても維持費用だけで年間1100億円かかっています。高速増殖炉「もんじゅ」も相次ぐ事故で動かない状態が続いているにもかかわらず、1日5000万円以上維持費がかかっています。全く見込みのない再処理にこれだけの予算を注ぎ込むくらいなら、早く再処理事業を断念し、福島の被災者の救済に使って欲しいと思います。

 本日のお昼の音楽はベートヴェン「チェロソナタ」です。


それではデュプレ/バレンボイムの演奏で第3番第2楽章を貼っておきます。

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