昨日「1984」はとても恐ろしい小説だと申しましたが、皆さんもそう感じられたようです。この本はもちろんフィクションで、そこで行われていることはかなり誇張されてはいますが、現実の社会でもあり得る話だからです。例えば、歴史の改竄などは、教科書検定などを通して、もっと巧妙に目立たない形で行われています。希望のないとても悲観的な小説ではありますが、一度お読みになることをお薦めします。村上春樹の小説が生ぬるく感じられるようになると思いますよ。来月はイタリアの作家、パオロ・ジョルダーノの「素数たちの孤独」を読むことになりました。
本日の昼食は「カツサンド」に致しました。晩にヴァイオリンのレッスンがあるので、少しお肉でも食べておこうかと思ったのです。ヴァイオリンのレッスンは結構ハードですから。
何時ものショッピングモールのパン屋さんで「カツサンド」を購入し、それから、スーパーの売り場で牛乳を1パック買ったのですが、レジでちょっと嫌な思いを致しました。Hは牛乳のパックを片手に持ち、もう一方の手に小銭を握りしめてレジに並んでおりました。前の方は、40代と覚しき主婦の方で、大量のお買い物をなさっていました。こちらをちらりと見られましたので、順番を譲ってくれるのか知らんと思っていたところ、そう言う訳には参りませんでした。Hは大分待った末、3秒ほどでレジを通過致しました。別にどうと言うことはないのですが、逆の立場だったら、Hは間違いなく確実に順番を譲ったと思います。何だかちょっと寂しい思いが致しました。でも、そんなことを感じるのはこちらの勝手なのでしょうね。
本日のお昼の音楽は、カラヤン/ベルリンフィルでブラームスの交響曲第2番に致しました。
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