2009年9月30日水曜日

ヴァイオリンのレッスンと「むっちりきなこ」とクレーメル/アルゲリッチのベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ1.2.3番

昨日はヴァイオリンのレッスンに行って参りました。結構練習したので順調に進みました。よしよし。
本日のお昼は「むっちりきなこ」(いつの間にかこういう名前になって今仕舞いました。)と「カレーパン」。ついでに、CDメディアが切れていたので購入致しました。

本日のお昼の音楽はギドン・クレーメルマルタ・アルゲリッチベートーヴェン「ヴァイオリンソナタ。1・2・3番」。今日を代表するヴァイオリニストとピアニストの共演なのですからよくない訳がありません。それにしても、どうしてマルちゃんの演奏は誰が弾いているのかすぐ分かるのでしょうね?Hの考えでは、力強さはもちろんなのですが、早いフレーズを弾くときのあの軽やかさにその特徴があるのではないかと思います。ですから、ソロピアニストとしてのみならず伴奏者としてもとれも優れているのだと思います。昨年ドゥダメルと共演で演奏したベートーヴェンの「トリプルコンチェルト」の際は、にこやかに、余裕たっぷり、本当に軽やかに弾いていました。格好いいですねェ! 

2009年9月29日火曜日

「読書会」と「ヴァイオリンのレッスン」と「カツサンド」そしてブラームス交響曲第2番

日は午前中読書会がありました。本日のケーキは栗のムースとモンブラン風のロールケーキでした。写真は残り物ですが、またおやつにでも戴くことに致します。また、何方かが「横濱プリン」を持って来て下さったので、こちらはデザートに戴くことに致します。(でもいいのでしょうか、こんなに戴いて?そう言えば昨夜も頂き物のプリンを夜遅くに食べてしまったのですが・・・。)
 昨日「1984」はとても恐ろしい小説だと申しましたが、皆さんもそう感じられたようです。この本はもちろんフィクションで、そこで行われていることはかなり誇張されてはいますが、現実の社会でもあり得る話だからです。例えば、歴史の改竄などは、教科書検定などを通して、もっと巧妙に目立たない形で行われています。希望のないとても悲観的な小説ではありますが、一度お読みになることをお薦めします。村上春樹の小説が生ぬるく感じられるようになると思いますよ。来月はイタリアの作家、パオロ・ジョルダーノ「素数たちの孤独」を読むことになりました。
 本日の昼食は「カツサンド」に致しました。晩にヴァイオリンのレッスンがあるので、少しお肉でも食べておこうかと思ったのです。ヴァイオリンのレッスンは結構ハードですから。
 何時ものショッピングモールのパン屋さんで「カツサンド」を購入し、それから、スーパーの売り場で牛乳を1パック買ったのですが、レジでちょっと嫌な思いを致しました。Hは牛乳のパックを片手に持ち、もう一方の手に小銭を握りしめてレジに並んでおりました。前の方は、40代と覚しき主婦の方で、大量のお買い物をなさっていました。こちらをちらりと見られましたので、順番を譲ってくれるのか知らんと思っていたところ、そう言う訳には参りませんでした。Hは大分待った末、3秒ほどでレジを通過致しました。別にどうと言うことはないのですが、逆の立場だったら、Hは間違いなく確実に順番を譲ったと思います。何だかちょっと寂しい思いが致しました。でも、そんなことを感じるのはこちらの勝手なのでしょうね。

本日のお昼の音楽は、カラヤン/ベルリンフィルでラームスの交響曲第2番に致しました。

2009年9月28日月曜日

日曜日とジョージ・オーウェルの「1984」とN響アワー:ジャニーヌ・ヤンセンのチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」

日は、久しぶりにのんびり過ごしました。朝10時過ぎに起きて、パンを戴き、その後はソファーに寝転んでずっと明日の読書会で読むョージ・オーウェル「1984」を読んでいました。バックグランド・ミュージックには、久しぶりにウィーン・アルバンベルク弦楽四重奏団の演奏でバルトークの弦楽四重奏曲全曲や、カール・リヒターでバッハのミサ曲ロ短調」などを聴きました。ジョージ・オーウェルの「1984」は村上春樹の「1Q84」の下敷きになった作品ですが、久しぶりに読み返してみると、改めてとても怖い小説だと感じました。実際には一度も登場することにない「ビッグ・ブラザー」を神の如く崇めさせ、徹底的に人々を管理する社会を描いた作品です。特に、何処にいても監視され、語彙をどんどん削って行き、人々が考える力を剥奪して行く様はとても恐ろしく感じました。
 晩は、夕食とお風呂を早めに済ませ、N響アワーをじっくり見ました。ジャニーヌ・ヤンセン、ヴァイオリンでチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」全曲とメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ロ短調」の第2・3楽章が演奏されました。久しぶりに見るヤンセンが、随分お肉が付いて、貫禄が出てきたのにはちょっと驚きました。


このジャケットの写真とは大分違います。演奏はとてもパワフル且つダイナミックでした。それにビブラートがかなり強くリリカルに歌い上げていました。少々しつこい感じがしなくもありませんでしたが、素晴らしい熱演であったことは間違いありません。演奏中に弓の毛が何本も切れ、それを振り乱して弾く様はちょっと格好よかったですよ。

もちろん、録画してDVDにダビングしておきました。
 今日の昼食はセブン・イレブンのアンパン1個で済ませました。

2009年9月26日土曜日

「むっちりきなこ」と「音楽の友」と「蚊」と「静脈注射、そして平均律

本日の昼食はまたパン。「むっちりきなこ」「ウィンナードッグ」「ごまもっちー」です。
帰りに覗いてみたらメールボックスに「音楽の友」10月号が届いていました。昼食をとりながら、パラパラめくっただけですが、ちょっと気になった記事は、今度来日し、Hも聴きに行くことになっているバイエルン放送交響楽団のマリス・ヤンスンスのインタビュー記事、それから、新譜の紹介でヒラリー・ハーン「Bach: Violin and Voice」。ハーンがマティアス・ゲルネ、クリスティーネ・シェーファーと共演し、ヴァイオリンと声のアンサンブルを聴かせるそうです。興味津々。

Hの家は、滅多にが出ることはないのですが、昨夜は出て、深夜に痒さで目が覚め、その後は、痒みと時々聞こえる蚊の羽音で眠れませんでした。お布団の外に出していた手と顔が何カ所も刺されておりました。もう!少々血を上げるのは構いませんが、痒くなったり腫れたりしないようにして欲しいものです。それから、もっと静かに飛んで下さい!Hは断固要求致します。
 蚊と直接には関係ありませんが、昨日、健康診断で血液検査のために注射で血を抜かれたところです。Hは低血圧・貧血気味なので、そう沢山血を採られると足りなくなりそうです。蚊の方々もその辺もう少し配慮してもっと血の気の多い方から取って下さい!実は、血を採られた跡を写真に撮ろうと思ったのですが、上手くいかなかったので手の写真を撮りました。この写真ではよく見えませんが、指先が透明になっています???「まめ」です。ヴァイオリンを弾いているので仕方ありませんが、指先の感覚が鈍くなるような気がしてあまりいいものではありません。

今日もグールドでバッハの「平均律クラヴィーア」を聴いています。何度聴いても、その度に美しいと感じます。

2009年9月25日金曜日

出講日とバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」

本日は出講日。早起きをし、久しぶりに講義をしたので些か疲れました。私立大学は入試が早いので、後期の始まりが早いのです。昼食はセブンイレブンのお結びコロリン1個で済ませましたので少々お腹がすきました。
 Hがバッハ好きなのは皆さんご存じの通りですが、携帯電話の着メロには「2つのヴァイオリンのための協奏曲」を使っております。これは千住真理子さんが演奏しているものです。
 Hがよく聴くのはヒラリーハーンと諏訪内晶子のアルバムですが、時々カール・リヒター/ミュンヘン・バッハ・オーケストラの演奏も聴きます。



リヒターのものはオーソドックスにして堅実な演奏で、全体のアンサンブルで聴かせると言った感じです。一番、第1ヴァイオリンが強調されているのは諏訪内晶子の演奏です。ヒラリー・ハーンの演奏はその中間と言ったところ。Hは今のところハーンの演奏が一番気に入っております。
 来週の半ばから大学が始まります。その前にシンポジウムの準備を出来るだけやっておかなければなりません。大変です。やれやれ。

2009年9月24日木曜日

健康診断と「お好み焼き」とドゥダメル

本日は健康診断がありました。朝9時からでしたが、10分程前に行き、1番に並びました。1番に受けると、待ち時間がないのでかかる時間が大分節約できるのです。なんせ忙しいものですから。Hは甘いものや乳製品が大好きですが、お陰様で、血糖値やコレステロールは常に理想的な数値を保っております。今回も大丈夫だと思います。Hが一番恐れる病気は糖尿病です。美味しいものや甘いものが食べられなくなったらこの世は闇ですものね。
 健康診断のため朝食を抜いたので、昼食を早めにとりました。本日はまた「お好み焼き」です。実は、お好み焼き屋さんとたい焼き屋さんが並んでいるので、後ろ髪を引かれる思いで誘惑を断ち切って帰って参りました。偉いでしょう?

本日の昼の音楽はドゥダメル/シモン・ボリバル・ユース・オーケストラのマーラー「交響曲5番」に致しました。第3楽章「アダージョ」はとても綺麗な旋律ですね。またドゥダメルのコンサート、聴きたいものです。

2009年9月23日水曜日

お仕事の季節と「平均律クラヴィーア」

本日の昼食はセブンイレブンでスパゲティーヨーグルトを買って参りました。ショッピングモールに行くと色々誘惑が多いものですから。(でも、昨日の「おはぎ」、大きかったので2個食べるのは憚られ、1個だけ食べて、結局今日残りの1個を食べました。)
 近年、大学の教員は一年中忙しいのですが、これからの時期は取り分け忙しくなります。10月は学会シーズンで、Hも10月上旬のシンポジウムの準備に汲汲としているところです。それから、もちろん授業が始まり、卒論指導や修論指導が佳境に入ります。修論指導は英語をチェックするだけでも一苦労です。それに入試関係の仕事もあります。大変、大変!

本日は、グレン・グールド演奏のバッハ「平均律クラヴィーア」を聴いております。お仕事のバックグラウンドにもいいようです。それにしても美しい!思わず聴き入ってしまうことも度々。

2009年9月22日火曜日

『サンドウィッチ」と「おはぎ」と悩めるH

本日のお昼は何時ものショッピングモールのパン屋さんでサンドウィッチを買って参りました。ショッピングモールは連休のせいか何時もより込んでおりました。レジで大分待たされました。いい迷惑です。
 写真を見ても終わりのように、おはぎ」を売っているのが目に付、思わず買ってしまいました。我ながら情けなく思います。昨日「たい焼き」を買って反省したばかりなのに!明日は絶対に買いません。(と思います。)でも、今は仕事漬けの毎日でストレスも堪り、楽しみと言えば、お昼に何か美味しいものを戴くことと、電話で友人と話をすることくらいなものなので仕方がないですよね???
 本日は、リヒターで「ヨハネ受難曲」を聴いて、雑念を追い払うことに致します。

2009年9月21日月曜日

「焼きそば」と「たい焼き」と「序奏とロンドカプリチオーソ」


H は本日もオフィスに来てお仕事です。本日の昼食は「焼きそば」。それに、また誘惑に負けて「たい焼き」を買ってしまいました。今朝もおはぎを戴いたのに!H は自分ではかなり意志の強い方だと思っているのですが、美味しいものとクラシック音楽に関しては全く駄目です。
 昼食を買いに出かける際、もちろん日傘を差して言ったのですが、ショッピングモールの入り口の辺りで、Hの方をオジサンがジロジロ見ているではありませんか。多分、Hが男子のくせに日傘を差していたせいだと思います。「男子が日傘を差してはいけないのですか?日傘をささないから、そんなに黒く、シミも出来るんですよ。」と言ってやりたい気分でした。(こんなこと考えること自体ちょっと品がありません。気を付けないと!)

さて、お昼の音楽は本日も諏訪内晶子。Poem の「序奏とカプリチオーソ」などを聴いております。そろそろ後期の授業の準備もしなければなりません。どうしましょ?

2009年9月19日土曜日

「たこ焼き」と節約とバッハ「ヴァイオリン協奏曲集」


本日の昼食は「たこ焼き」です。「たこ焼き」のみです。少し節制をしようと思いまして・・・。それにしても、何でこう毎日昼食のことを公表しなければならないのか時として些か疑問に思います。多分、昼食時にブログを更新することが多いと言うのと、毎日昼食を何にするか悩んでいるからだと思います。と言う訳で、今後ともHの昼食問題にお付き合い願います。
 昨日、お給料が出てちょっと一息ついたところですが、ここでいい気になって浪費に走らないよう、気を引き締めて参りたいと思います。H は、家計とは別に、コンサートや旅行など自由に使えるへそくり口座を持っております。今年の1月に、美術館のカタログの英訳で得た報酬で一時は大分裕福になったのですが、それもそろそろ底をついて参りました。今後の旅行やコンサートのため、少し増やしておきたいと思います。そう言う訳で今後も金融引き締め政策を続行致したいと思います。でも、CD を1~2枚買うくらいはいいですよね?
 本日のお昼の音楽はバッハの協奏曲集。諏訪内晶子で聴くことに致します。

2009年9月18日金曜日

本日の昼食とお仕事とエルガーのヴァイオリン協奏曲ロ短調

本日の昼食はまたパンに致しました。定番の「もっちりきなこ」「ごまもっちー」「カレーパン」です。それに、ヨーグルトチーズも戴きました。本日も「あんこ」と「きなこ」と乳製品のお世話になりました。有り難うございます。

今、机の上はこんな有様。机周辺にも本が山積みになっています。早くシンポジウムの原稿を書かないと!実を言うと時々怖くなることがあります。これまでも、テーマの決まったシンポジウムでパナルを依頼されたことは度々あるのですが、引き受けて仕舞った後で、書けなかったらどうしようと言う気持ちを何時も抱いて参りました。これまでは無事に乗り切って参りましたが、何時か本当にどうしても書けなくなる時が来るのではないかと言う恐怖に囚われることがあるのです。準備が思うように進まない夜など、ベッドに入ってからとても不安になることがあります。

話が暗くなりました。話題を変えて、本日のお昼の音楽はヒラリー・ハーンによるエルガーのヴァイオリン協奏曲ロ短調に致しました。大変英国らしい曲です。気に入っています。そろそろお仕事に戻らないと!それではまた。

2009年9月17日木曜日

「おいなりさん」と「わらびもち」


本日の昼食は近所の甘味処で「おいなりさん」「わらびもち」を買って参りました。節約のためには「おいなりさん」だけにすべきだったのでしょうが、甘味処に行って、「おいなりさん」だけで、甘いものを買わないなどと言うことはHにはとうてい出来ません。(何で?と言われても困るのですが・・・。)結局、しめて740円。余り節約にはなっていません。でもこの「わらびもち」は本物なので、(偽物もあるのですよ!)美味しいのです。どうもHは「あんこ」と「きなこ」が好きなようです。(今更何を!)娘が出来たら「あんこ」と「きなこ」と言う名前を付けようか知らん。ところで、時々コメントを書いて下さる「きな子」さんて、本名なのでしょうか?(多分、違うのでしょうね。)


本日の昼食の音楽は、ムター/ベルリンフィルでブラームスの「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」、ベートーヴェン「トリプルコンチェルト」に致しました。

2009年9月16日水曜日

追伸:仏像女子

先ほど友人からメールがあり、長時間待った末やっと阿修羅様にお会いできたとの報告がありました。正面で目が合ったと時には何故かドキドキしたそうです。最早、立派な「仏像女子」ではありませんか!
 今、ちょっと一息入れて、昨年の暮れ(?)放送された芸術劇場での諏訪内晶子、ジュリアン・ラクリンの演奏を録画した DVD を見ています。諏訪内晶子が、モーツァルト、ドビュッシー、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ。ピアノはニコラ・アンゲリッシュ。それから、ラクリンの方は、ドヴォルザークの「二つのロマンティックな小品」とグリーグの「ヴァイオリンソナタ3番」、サンサーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」などを演奏しています。ピアノはイタマール・ゴランです。二人とも素晴らし演奏をしています。

「たい焼き」と「阿修羅」と仏像女子


本日の昼食はまた何時ものショッピングモールにて「豆パン」「ウィンナードック」を買って参りました。何時のも「むっちりきなこ」?ではなくて「もっちりきなこ」「たい焼き」を買うので止めました。チーズと、除菌ハンドソープ(超お買い得 ー と書いてありました。)も買って参りました。もちろん「たい焼き」は無事にHのお腹に納まりました。
 これでもHは可なりきれい好きで、外から戻ったらまずはうがいと手洗いを致します。(まあ、当たり前ですけど。)新型インフルエンザの流行以降は、アルコール殺菌薬も使っております。それから、除菌ウェット・ティッシューも常備し、時々ドアのノブやキーボードの掃除を致します。エレベーターのボタンは鍵で押し、電車に乗ればつり革はなるべく触らないように致します。少々神経質に聞こえるかも知れませんが、私のある友人などは自宅を訪ねると、まず服を全部脱がされ(流石に全裸になるわけではありません。)、手と顔を洗って、うがいをさせられます。(言われなくてもしますけど!)そして、部屋着を貸してくれます。服を着たままだと決して椅子に座らせてもらえません。それに比べればHなど鷹揚なほうです。
 最近は「仏像女子」なるものが出没しているそうですね。Hもかなり「仏像男子」です。特に、高校生の頃仏像に凝っていて、時折学校をサボって、2~3日京都やら奈良やらに出かけ(不良高校性?)、仏像を拝見したものです。取り分け、斑鳩が好きで、法隆寺「百済観音」を見て、中宮寺に回り弥勒菩薩半跏像」を拝見し、それから、法輪寺法起寺に行き、滋光院と言う庭園でお抹茶を戴いて一休みしてから、西の京の「薬師寺」「唐招提寺」まで歩きます。お薦めは4月、春うららかな日に、雲雀の囀りを聞きながら歩くのが一番です。中宮寺の弥勒菩薩半跏像」と言えば、和辻哲郎の「古寺巡礼」の中の描写を思い出します。幼い女の子が庫裏の中のこの仏様を凝視しているのを見て、若い尼僧が「仏様はずいぶん黒くていらっしゃいますね。」と言ったという所です。(手元に本がないので、引用は正確でないかも知れません。)この逸話は、穏やかで優しそうな弥勒菩薩像に相応しく、中宮寺を訪れる度に思い出します。因みに、この和辻哲郎の「古寺巡礼」亀井勝一郎「大和古寺風物誌」は「仏像女子」必読の書と思いますので、是非読んで下さい。
 さて、福岡の友人が本日、太宰府天満宮に隣接する「九州国立博物館」で開催されている「阿修羅展」に行くと言っておりました。携帯電話で待ち時間を調べたところ、180分待ちだと言うことでした。180分待つ忍耐があるのでしょうか?それにしても異常な人気としか言いようがありません。Hはもちろん興福寺で何度も見ております。確かに美しい像ですし、少し悲しげで優しい表情が日本人受けするのかも知れません。


Hの友人も嘗てHに付き合わされ興福寺で見たことがあるのですが、せっかく出かけたのですから、本日も無事見られるよう祈っております。Hの友人は必ずしも「仏像女子」ではないと思いますが、3時間も待って見られたら、立派な「仏像女子」と言えるかも知れませんね。ご健闘をお祈り致します。

2009年9月15日火曜日

弁当男子とコンタックおじさんなど


本日は久しぶりに「弁当男子」を決め込みました。出汁巻き卵も焼こうと思ったのですが、時間がなかったので諦めました。節約、節約。デザートには「陣太鼓」を戴こうと思います。
 お結びコロリンだけ撮すのも寂しかったので、H 愛用のヤマハのチューナー兼メトロノーム、本日のハンカチーフ、オフィスで使っているかわゆいマグネット、そして、「コンタックおじさん」を一緒に撮しました。「コンタックおじさん」は嘗て WANTS に就職したゼミ生から頂いたものです。
 午後は会議。それが終わったらまたお勉強をしないと。お昼の音楽は先日購入致しましたハーンのベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」を聴くことに致します。

2009年9月14日月曜日

「チキンラーメン」と授業評価

本日の昼食は「チキンラーメン」とお結びコロリンです。質素倹約。お給料が出るまで座右の銘と致します。H は通常薄味を好みますが、時折、濃くて少々下品な味の(失礼か知らん?)食べ物を食べたくなるときがあります。「チキンラーメン」も年に数回食べたくなり戴くことがあります。
 今朝メールボックスに前期の授業評価の集計が入っておりました。この授業評価と言うのは H には訳が分かりません。例えば、新入生向けの「フレッシュマンセミナー」と言う授業では、ほぼ同じ授業内容なのに、昨年は評価がとても高かったのに、今年は低くなっています。昨年の学生は極めて意欲的に取り組んでいたのに、今年の学生には意欲が感じられませんでした。要するに学生の意欲によって評価が決まってくるような気がします。それが一番分かるのは「演習」の授業です。演習は少人数で授業の準備に最も時間がかかる大変な授業ですが、それにも拘わらず、評価がとても高くなっています。それは、演習は選択科目であり、やる気のある学生のみが受講するからだと考えられます。H の授業はかなり厳しいので、意欲のある学生は高い評価を下し、意欲のない学生の評価は低くなっているようです。英語の授業など、テクストを簡単なものにすると途端に評価が高くなったりします。
 授業評価と言うのは、授業改善のためにやっている訳ですが、全体として評価を上げようと思ったら、面白可笑しく、楽な授業をするのが一番です。でも、本当にそれでいいの?
 この集計結果に対して、教員は一つ一つコメントを書かなければいけません。何だか時間の無駄だと思うのですが・・・。最近の大学の教員はこんなことにばかり時間を取られています。もっとやるべきことがあると思うのですがね。やれやれ。本日は愚痴になってしまいました。少々はしたない気が致しますが、ご容赦を。

2009年9月13日日曜日

研究会の懇親会とヒラリー・ハーンのベートーヴェン「バイオリン協奏曲ニ長調」、そして「飲み放題」絶対反対!





昨日は研究会の後懇親会がございましたので、行って参りました。少し時間に余裕があったので、CD ショップに立ち寄りました。今月はまた赤字なので、買うつもりはなかったのですが、ラリー・ハーンのベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」を買ってしまいました。H は取り分け、美味しいものとクラシック音楽の誘惑に弱いのです!先日、ハイフェッツのを購入致しましたが、ハーンがどんな演奏をしているのか気になっておりました。まだ、充分聴き込んではおりませんが、全体としてはハイフェッツの方がいいようです。ハーンの演奏も見事なのですが、オーケストラや指揮などを含めた全体の印象としてはハイフェッツの方が少しいいかなと言う気が致します。
 懇親会の料理は、一応、会席料理ですが、5000円で飲み放題なので、大したものは出ませんでしたが、味はまずまずでした。大分撮り忘れたので、写真は一部のみです。(ブロガーとしての修行が足りませんね。)鴨が美味しかったのと、意外にデザートのアイスクリームが美味しかったです。
 それにしても、「飲み放題」と言うのは断固やめて欲しいものです。飲まない者にとってはいい迷惑ですし、それに「飲み放題」なんて品がありません。ほどほどに召し上がっては如何ですか!それくらいなら、デザートにケーキの一つも付けて付けていただいた方がずっといいですよね。「飲み放題」をこの世から根絶する会を結成したいくらいです。ぷんぷん!(これは鼻息ではなく怒りです。)
 本日も朝早くから研究会を行い、先ほどオフィスに戻ってきたところです。少々疲れました。

2009年9月12日土曜日

研究会と大原美術館とムンクのマドンナ

本日と明日は研究会があり、昼から出かけなければなりません。週末が潰れるのはちょっときついかも知れません。先週、楽しみにしていた温泉旅行が終わり、暫くはお仕事に専念です。やれやれ。次の楽しみは、10月に学会でシンポジウムをした後、自分に対する慰労として、倉敷に立ち寄り「大原美術館」を訪れることです。大原美術館は以前にも数回行ったことがありますが、いい絵が沢山あります。それに、倉敷の美観地区をそぞろ歩きするのも楽しいものです。日航ホテルを既に予約致しました。ともかくあと一月、これを楽しみにして、シンポジウムの準備、頑張ります。
 写真は、H の好きなムンクの「マドンナ」のリトグラフ版です。大原美術館にも所蔵されています。背景の黒がタナトス、そこから浮かび上がろうとする女性の白い肉体はエロースです。ムンクの絵画には常にエロースとタナトスが同時に内在しているようです。
 H は以前大原美術館で購入した「マドンナ」の複製を室に飾っておいたことがありますが、夜中に目が覚めた折などに目に入ると、少々不気味ではあります。でもとても美しい絵だと思います。
 さてさて本日はこの辺にしてそろそろお昼を買いに行かないと研究会に遅刻します。それでは皆さんよい週末を。

2009年9月11日金曜日

もう一度追伸:奇跡のたい焼き

先ほど、ゼミ生が大学院合格の報告に参りました。それが何と「たい焼き」を持って来たではありませんか!もちろん、H が本日たい焼きを落としたことなど知る由もありません。奇跡としか言いようがありません。H のたい焼きを食べ損ねた無念が通じたのでしょうか?いずれにしてもお陰様で「たい焼き」を食べることが出来ました。このたい焼きは白いたい焼きで、生地がもっちりしています。何時ものカリカリのたい焼きも美味しいのですが、これもなかなか美味しかったです。めでたし、めでたし!

追伸:H の悲劇!

追伸。先ほど昼食を買いに行って参りました。本日はサンドウィッチに致しました。実は例によって「たい焼き」も買ったのですが、何と!途中で落として食べられなくなってしまいました。H は紳士ですから取り乱したりは致しませんでしたが、うっすら涙が滲みました。なんたる失策!仕方がないので代わりに「陣太鼓」を戴くことに致します。友人からの頂き物ですが、心より感謝致します。これがなかったら H はこの悲しみに押し潰されていたかも知れません。それから、本日は、他大学の大学院を受験したゼミ生の合格発表の日で、先ほど合格の知らせがあったので、少しは気分が回復致しました。それにしても、あのたい焼き・・・・・・・・。

DVD 「コレラの時代の愛」を借りる

先日、「ベートーベン・ウィルス」と一緒にガルシア・マルケスの小説を原作にした「コレラの時代の愛」を借りて参りました。まだ見ていませんが、週末にじっくり鑑賞することに致します。


ところで、ガルシア・マルケスはご存じでしょうか?コロンビア出身のノーベル文学賞受賞作家で、ボルヘスとともに、ラテン文学ブームの火付け役となった作家です。彼の代表作「百年の孤独」はとても面白い小説です。


H が学生の頃初めてこの小説を読んだときには、こんなに面白い小説があるのかと大変感動致しました。この小説は、マコンドと言う架空の小さな村、そして、「孤独」と言う運命に取り憑かれた開拓者一族ブエンディーア家の物語です。マコンドは最初、20ほどの家族が住む小さな原始共同体的な村でしたが、やがて、そこにジプシーの老人メルキアデスにより磁石や望遠鏡と言った文明の利器が持ち込まれます。マコンドはこうして徐々に近代化され町になり市になり、やがて廃墟と化します。その百年に及ぶ歴史が所謂「マジックリアリズム」の手法で、現実と幻想とが混在する形で語られて行きます。大江健三郎の「同時代ゲーム」の舞台となる四国の山奥の村や中上健次の「枯れ木灘」の「路地」は、この小説の影響を強く受けていることは間違いありません。(もちろん、フォークナーの小説の舞台となる「ヨクナパトーファ・ジェファーソン」の影響もありますが。)
 この小説は一つにはヨーロッパの国々に植民地化され短期間に「文明化」の洗礼を受けた南米諸国の歴史を、マコンドの百年の歴史に封じ込めていると言えると思います。色々言い出したら切りがないのですが、ともかく面白いので、是非お読みになることをお薦めします。その際は、家系図を書きながら読まれるといいですよ。そうしないと間違いなく、アルカディオ、アルレリャーノと言った名前が何度も繰り返し出てくるので、誰が誰だか分からなくなってしまいます。もちろんこれも意図的に行われている操作だと思いますが。それでは今日はこの辺で。昼食はパンを買ってきて戴こうと思います。

2009年9月10日木曜日

「ベートーベン・ウィルス」の4~6巻と気になる方々

「つたや」で「ベートーベン・ウィルス」の4~6巻を借りて参りました。このオーケストラこれからどうなって行くのでしょうか?
 H は知人や友人、教え子のことなどを気にかけておりますが、その上、フィクションの人物などのことを気にかけてどうするのだろうと時々思います。のだめはどうなるのだろう?野田さんは充実した大学生活を送れるのだろうか?スコーリニコフ、矢張り殺人はいけませんよ!家族のことを思い一所懸命過酷な仕事を続けていたのに、毒虫になって家族からも見捨てられるなんて、何と可哀相なグレーゴル・ザムザ。そんなにウジウジ考えてどうするの、マルセル。純粋な芸術家にもなれず俗人にもなりきれないトニオ、その気持ち私にも理解でしますよ。ロカンタンさん、余り孤独になり過ぎないよう!などと色々心配が尽きません。大変です!
 それに、いい曲を沢山作って戴き有り難う、バッハさん。才能があるのだから是非大成してくださいね、ヒラリーちゃん。こんなに人のことばかり気にかけていると身が持ちません!

2009年9月9日水曜日

温泉旅行(2):博多で美味しいものを

『竹林亭」をチェックアウト後、12時前の「ハウステンボス/みどり」に乗って博多に戻りました。朝食を遅い時間にしっかりと戴いたので、お昼は岩田屋地下の「ジャン=ポール・エヴァン」にて、チョコレート・ドリンク、ケーキ、パフェで済ませました。また、催し物会場で「イタリア展」が開催されていたので、ジェラートを戴き、ハムを購入致しました。



その後はちょっと用事でまた弦楽器専門店に立ち寄りました。


それから、今度は「三越」地下に入っている福岡のケーキ屋さん、ブルー・フォンセでロールケーキを買い、「大丸」に行きました。夕食は以前にもご紹介した、中華料理店「鴻廬」にてコース料理を戴きました。まずは前菜


続いて、「ズワイ蟹肉入りふかひれスープ」


次は、「芝海老・文甲イカと旬野菜のあっさり塩味炒め菊花の香り」


「道北産帆立貝柱と秋野菜の干し貝柱あんかけ」


続いて、「若鶏と甘栗の四川風ピリ辛炒め」


最後が、「秋鮭のあんかけチャーハン」


デザートはもちろん「杏仁豆腐」です。ここの杏仁豆腐は H がこれまで戴いた中でも屈指の杏仁豆腐です。美味しかった!出来ればフルサイズで食べたかったわん。


食後は閉店寸前の地下食料品売り場に行き、アフターヌーンティーのパン、果物(と言っても、パイナップルとメロンのカット)、シチュー用の牛肉のブロックなどを買って帰りました。帰宅早々まず果物を戴きました。お腹はいっぱいだったのですが!(食いしん坊!)


ついでに、翌朝の朝食はアフターヌーンティーのパンにサラダと「イタリア展」で買ったハムとプレーン・オムレツとミルクティーを戴きました。


夕食は前日買ったお肉を使ってビーフシチューを作りました。

デザートはブルー・フォンセのロールケーキ。ここの生クリームもなかなかのものです。生クリームにうるさい H が言うのですから間違いありません。


更にその翌日(9月7日)の朝食もアフターヌーンティーのパンでした。


デザートには自家製杏仁豆腐を戴きました。これがなかなか美味しいのですよ。


更に、おやつには、お抹茶を点てて頂き物の「陣太鼓」を戴きました。陣太鼓は熊本のお土産ですが、H はこれが結構好きです。


それから、先日のロールケーキの残りも戴きました。


食べ物の話ばかりで申し訳ありません。少々飽食が過ぎたようです。しばらくは節制致します。(と言いながら、今もブログを書きながら「陣太鼓」を戴いています。)因みに、H は決して太ってはいませんので、誤解なきよう。