2013年3月11日月曜日

「焼きそばUFO」と「みたらし団子」と「3.11」そしてベートヴェン「ピアノソナタ第14番」

日の昼食は「焼きそばUFO」でした。


それから「みたらし団子」も戴きました。

 「3.11」から2年経ちました。しかし、現状を見ると憂鬱なことばかりです。福島第一原子力発電所の状況は一向に改善されていません。昨夜は「NHKスペシャル・メルトダウン」を見ました。番組では、第3号機で、消防車で注水したにもかかわらずメルトダウンを防げなかった原因を検証していました。配管にバイパスがあり、復水器に注入した水が流れ込んでいたため、原子炉に十分な水が供給されなかったと言うことです。先日は、1号機の緊急冷却装置が津波以前に壊れていた疑いがあり、それを国会事故調が調べようとした所、東電が嘘をついて調査を妨害したことが判明致しました。事故原因の分析はまだ端緒についたばかりです。それにもかかわらず、政府は一刻も早く原発を再稼働しようとしています。未だ、収束にはほど遠く、廃炉に出来る日は恐らく私が生きている間には来そうにもありません。そして、今も15万人以上の人が故郷を追われ、その多くの人たちは二度と戻ることは出来ないでしょう。これほどの事故があっても原発を推進しようとしている電力会社や政府には心から憤りを感じます。
 原発を廃止すると電気料金が上がると言いますが、大嘘です。民主党政権の頃政府が幾つかの機関に依頼して出した試算でも、原発を廃止してもしなくても電気料金はかわらないとの結果が出ています。然し、それは現状通りに原発を動かす前提で出された結果です。ヨーロッパ並みの安全対策を取るにしても、今よりずっと多額の資金が必要になります。日本で原発が安いと言われてきたのは、安全対策をないがしろにして来たからです。ドイツが原発に保険をかけた場合の保険料金を試算したところ、それを電気料金に加算すると1キロワットアワあたり5000円くらいになるとの結果が出ました。一般家庭で1月200万円程の電気料金になります。ヨーロッパやアメリカでは活断層でなくとも、断層のあるところには原発を建ててはいけないことになっています。日本は地震国であり、至る所に断層があります。ヨーロッパの基準に従えば、日本の原発の殆どは建ててはならない所に建てられています。しかも、近い将来に東海地震や南海トラフによる地震が起こると言われています。このようなことを考えれば、原発を推進するなどと言うことは狂気の沙汰です。私の怒りは収まりそうにもありません。


以前にも書きましたが、原発とはまた犠牲のシステムでもあります。私は一切の原発的なものに反対します。そして怒り続けます。

 本日の音楽はベートヴェン「ピアノソナタ」です。


本日はヴァレンティナ・リシッツァの演奏で第14番Op27/2「月光」を貼っておきます。



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