それから「ハーゲンダッツ」も買って参りました。真ん中にあるのは台湾土産に頂いたお菓子です。最近は食欲が湧かないのですけれど、お菓子は食べないでタンパク質を摂取しないと!
先日読んだ「源氏物語」について、続きを少し書いておきます。「源氏物語」の根底に流れているのは仏教的な無常観です。光源氏は様々な女性と関係を持ち、やがて失脚して須磨に落ちますが、その後復権し栄華を極めます。しかし、最後は紫の上にも先立たれ無常観を抱えたまま亡くなります。宇治十帖になりますと、薫はその出生への疑念より、初めから無常観を抱いています。そして、八の宮の大君とも浮船とも結ばれることはありません。
天皇家は屡々神道と結び付けられますが、この時代、信仰しているのは矢張り仏教で、冷泉院なども最後は出家しています。また、「源氏物語」で光源氏は父桐壺帝の妻である藤壺や朱雀院の内侍である朧月夜とも関係を持ちますが、そのようなことを書いた物語が問題なく受容されていたことを考えれば、当時の天皇制はもっと寛容で、大らかなものであったことが窺えます。切りがないのでこの辺にしておきますけれど、視点を変えてみると様々な読み方が出来ます。
本日のお昼の音楽はベートヴェン「ピアノソナタ」です。
31番を貼っておきます。
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