本日は1限が授業で、その後「読書会」がありました。今回は「源氏物語」(現代語訳)です。
私のは谷崎源氏です。家から持って来たものです。父か母が読んだもので、文庫版の初版。かなり古いものです。現代語訳ではこれが一番原文に近いと思います。私はアーサー・ウェイリーとサイデンステッカーの英訳も読んでいます。
源氏物語は丁度紀元1000年くらいに書かれていますが、1000年以上も昔に書かれたものとは思えません。しかもこの時代、世界を見ても女性が書いた文学作品は殆どありません。教養のある女御階級が存在したこと、仮名文字が発明されたことなどがこの奇跡的な作品を生み出しました。この時代、女性は矢張り自力で生きて行く術はなく、政略結婚をさせられたりもしますが、それぞれの登場人物はそれなりに力強く生きています。少々長くはありましたが、久しぶりに楽しく読み返しました。
本日も例によって「ケーキ」を戴きました。
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