2012年4月14日土曜日

「カレーパン」と「怒り」と「原発報道」そしてバッハ「ミサ曲ロ短調」

日の昼食は「カレーパン」「キャラメルブレッド」です。


も買いました。それから、パン屋さんのポイントカードがたまったので食パンを頂きました。

 私の心は普段はこんな感じ、


なのですが、今はまたこんな感じになっています。


怒りに打ち震えています。政府は大飯原発3・4号機の安全を確認し、再稼働に向けて動き出すとのことです。これまで何度か書いてきたことなので繰り返しませんが、これは全くの愚挙・暴挙、人々の生命や生活を蔑ろにする非道な行為です。絶対に許せません!私を本当に怒らせたらどうなるか思い知らせてやらねば。
怒っています!
昨日、福島第一原発第4号機の核燃料保存プールの冷却システムが停止したことをお伝えしました。どうやら、復旧したようですけれど調べても詳細は分かりません。復旧が遅れたらこれまで以上の大惨事になるにもかかわらず、マスメディアでは殆ど報道されなかったようです。また、昨日保安院が、建設から40年経過する美浜2号機の運転延長を認可したことも報道されていません。先日、枝野経産大臣が保安院はしっかり仕事をしている旨発言されましたが、本当に目覚まし仕事ぶりです。これまで同様、原発推進に向けて、老朽原発でも何でも次から次へと認可しています。それにしても、彼らの辞書には「反省」とか「責任」とか言った言葉はないのでしょうね。ひたすら前向き(前のめり?)で結構なことです。その脳天気ぶりには本当に感心致します。
現在もマスメディアはまるで原発事故は収束したかのように、情報を提供しようとしません。今は再稼働出来るかどうかの大切な時期なので、福島第一原発の危険な状況は知らせないようにしていらっしゃるのでしょうか?何と思慮深いこと!
 OurPlanet TV と言う多分インタネット上の放送局で放送された「徹底検証!テレビは原発事故をどう伝えたか?」と言う番組が YouTube にあったので見てみました。大変興味深い番組でした。実際に、事故当初の報道のヴィデオを映しながら検証しています。あの頃よくテレヴィに出ていた御用学者の懐かし姿も拝見致しました。東京大学の寺井隆幸、岡本孝司、諸葛宗男、京都大学の中島健、東京工業大学の有富正憲、澤田哲生、大阪大学の山口彰などが登場致します。多くの方は今も保安院の安全審査に関わっていらっしゃいます。例えば、原子炉安全委員であった有富正憲先生などは1号機の爆発の後、あれは爆破弁と言う一気に排気する弁を開いたのであって、爆発ではないと言っています。また、澤田哲生先生は最近「たねまきジャーナル」に出演されて、あの地震で壊れなかった原発もあった、安全性をを確保して今後も原発を推進して行くべきだなどと言っておりました。
 その頃の私のブログの記事をチェックして見ましたが、私は12日には既に恐らくメルトダウンが起こっていると指摘しています。私のような素人ですら推測出来ることが原子力の専門家に分からなかった筈はありません。もし分からなかったのだとおっしゃるなら、研究者としては失格なのですからさっさと大学もお辞めになって下さい。また、知った上であんな大嘘をおっしゃったのなら、そのために避難が遅れ被曝された方が大勢いらっしゃるのですあから、責任を取って下さい。
私は当時、日本の報道では正確な情報が得られなかったので海外のメディアから情報を入手していました。本当に情けない話です。そして今も本当に必要な情報を隠し、不正が行われていても追求をしようとしていません。昨日も書いたように、電力は不足しません。電力会社は需要を過剰に見積もり、供給を増やそうともしないで、電力が不足すると脅し原発を再稼働させようとしています。メディアは、大嘘つきの電力会社やシゲンエネルギー庁のデータをしっかりチェックして、本当に足りないのかどうかを調べ、視聴者に伝える義務があるのではないでしょうか。報道に携わる者の本来の義務を蜂起しているとしか思えません。
 少々長いのですけれど、興味深い番組なので貼っておきます。是非ご覧になって下さい。






 本日のお昼の音楽はバッハ「ミサ曲ロ短調」です。


本日は 'Kyrie eleison' を貼っておきます。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今晩は。
いつも素敵な音楽の御紹介など、なんだかついつい覗いてしまう私のお気に入りのblogでございます。
音楽と文章が私好みなのです。


原発問題、毎日考えてしまいます。
私の実家はまさに10キロ圏内で、未だに東電からのきちんとした対応もなければ情報もありません。
そんな状況は、報道さえされないのですよね。



また素敵な音楽の御紹介、楽しみに読ませていただきます♪

hippopotamus さんのコメント...

コメント、有り難うございました。
 大勢の方が苦しみ、生命、生活、健康が危機に曝されているのにまるで「収束」しているかのように報道もされません。この国はどうなっているのでしょうか?全く理解に苦しみます。