2011年10月22日土曜日

「焼きそば」と「ラテマキアート」と「ブログ」と「マグリット」そしてベートヴェン「後期ソナタ」

日の昼食は「焼きそば」です。


私はコーヒーにもお紅茶にもお砂糖は入れませんが、時々甘いものが戴きたくなるので、「ラテマキアート」と言うのを買ってみました。後で戴いてみます。それから、のど飴が切れたのでまたキシリッシュCafe Cafe完熟まんごー&レアチーズを買って参りました。

 本日は結構早起きをして朝からお仕事をしています。10月末締め切りの原稿を今日中に書いて仕舞いたいと思い、無理をして早起き致しました。来週は他の仕事も立て込んでいる上に、週末は学会に行かなければならないので、何とか今日中に済ませたいと思っています。

 それなのに、こうしてブログを更新してますけれど、これは私の性分です。ブログは始める際に、日曜日や留守にして更新出来ない日以外は記事を書くことに致しましたので、書かないと気持ちが悪くて仕方ありません。大学に入った時には、毎日少なくとも20ページ原書を読むと言う課題を自らに課して、どんなに眠くとも、どんなに疲れていても続けました。ヴァイオリンの練習もそうです。毎日弾かないと気が済みません。
 潔癖性と言い、このような頑なさといい、もう少し柔軟で融通が利くようにした方がいいのじゃないか知らんと思うこともあるのですが、身に染みついた性分は変えられません。そう言う訳で本日も更新致します。やれやれ。

 何を書くかは、殆ど何も考えず思いつくままに書いています。ここのところ絵の記事が多くなっていますけれど、それは連想で続いているだけ。今日も先日コメントのレスポンスに「ルネ・マグリット」の名前を挙げたので、それにつられて少しマグリットの絵のお話しをします。

 ルネ・マグリットはベルギー生まれの所謂「シュールレアリズム」の作家ですが、マグリットの絵は見る者を考えさせずにはおかない、思索を喚起するものとなっています。例えば、有名な 'Ceci n'est pas une pipe' はどうでしょう。(この絵には幾つかのヴァージョンがります。)


「これはパイプではない」と書いてあります。それでは何なのか?パイプの絵です。これはどうですか?


背景の風景と、この絵の中に描かれている「絵」に描かれている風景は同一です。ただ、カンヴァスの絵には炎が映っていて、それがカンヴァスであると言うことが分かります。でも、背景も炎もまた絵には違いありません。それでは、この絵の風景と、この絵の中に描かれた「絵」に描かれた風景とはどう違うのでしょう?次の作品もこのような「入れ小細工」になっています。


無限退行ですね。この絵を実在のマグリットが持っていたらどうなるのでしょう。それからこんなのもあります。私のとても好きな絵です。


有機的なものと無機的なものが結合しています。何だか不思議な光景ですね。

 そんな私でも記事にしないと決めていることがあります。それは私が専門とする英文学のお話しです。これを書き始めるときりがありません。特に私が専門とするのは世界の文学史上もっとも難解だとされる作家たちですので、書いたら辟易させること間違いなしです。ですから、書きたいことは論文や本に書いて、ブログには書かないことにしています。音楽のことも書きますが、これは主にその日に何となく聴きたくなって休憩時間に聴いている曲なので何も考える必要はありません。

 本日はベートヴェン後期ソナタ、30・31・32番です。ゼルキンの演奏で聴いております。


それでは私の好きな31番の第1楽章を貼っておきます。

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