2011年1月25日火曜日

「緑の家」、お菓子とメモリーが一杯、そしてドヴォルザーク「4つのロマンティックな小品」

日の昼食は「サンドウィッチ」です。

デザートは本日もです。苺の横は読書会の方から戴いたパウンドケーキ。右上は内定式で東京に行ってきたゼミ生のお土産のチョコレートです。お菓子が一杯!

 それから、何故かUSBメモリーを頂きました。メモリーも一杯!?

今回頂いたのは水色、銀、ピンクのメモリーです。

 本日は午前中に読書会がありました。本日読んだ本は2010年のノーベル文学賞受賞者バルガス・リョサ「緑の家」でした。この小説は学生時代に読んだことがあり、十数年ぶりに読み返しました。単行本で持っていたので、探して見ましたがどうしても見つからず新たに文庫本を買いました。時々こういうことがあります。

とても、面白い小説です。ペルーの奥地の幾つかの小さな町を舞台に、40年に及ぶ5つの物語が渾然となって進行して行きます。しかも、物語は時系列に沿って進まず、前後に行き来します。恐らく、最初は戸惑うことと思いますが、やがて、それらの断片が頭の中で組み合わされ一つの大きな物語となります。
 ガルシア・マルケスの「百年の孤独」の場合もそうですが、近代の南米のは西洋的な意味での歴史を持ちません。例えば、インカ帝国のような自然を進行する独自の文明の中に、植民地主義により、突然、西洋文明が入り込みます。この小説で描かれる時間も、時系列に沿った西洋的歴史の時間ではなく、人々の記憶によって紡がれる自然な時間だと言うことが出来るかも知れません。とても読み応えのあるいい小説でした。
 例によってまたケーキを戴きました。

本日のお昼の音楽はスーク「ドヴォルザーク/ヴァイオリンとピアノによる作品全集」を聴いております。

因みに、スークはドヴォルザークの孫にあたります。本日は、友人にピアノの伴奏をしてもらってよく弾いていた「4つのロマンティックな小品」をスークの演奏で貼っておきます。私にとってはとても思い出深い作品です。




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