2009年2月9日月曜日

オモライくん


今日は永井豪の「オモライくん」の話をしましょう。このマンガは相当昔「少年マガジン」に連載されていたもので、お母様方の顰蹙をかっていたことは間違いないと思われます。
 親のいない、オモライくん、おこもちゃん(スタイル抜群の女の子)それにコジじいと言うこの道何十年の三人が家族のように物乞いをしつつ逞しく楽しく生きていくと言うお話です。帯にあるように、「マンガ史上最高の不ケツ作!食事前には決して読まないでください!?」と言うのは当たっています。H氏はジョナサン・スウィフトを好み、また、「うんち大全」(作品社)などと言う本も好んで読んでいるので、この手の話は大好きです。(ちなみに、H氏は変態でも不潔でもありません。外から帰ると必ず「除菌ビオレ」で手を洗い、うがいもするし、お風呂には雨の日も風の日も毎日入って体を綺麗に洗うとても清潔な人です。体質が、便秘・冷え性・低血圧なので、毎日欠かさず明治ブルガリア・ヨーグルトを食べています。???)
 でも、汚いだけではなく、貧しくとも何とか工夫をしながら楽しく逞しく生きていく様には激しく感動してしまうのです。(例えば、音楽の時間に縦笛がないと、体に何十センチとこびり付いた垢を削って縦笛を作ってしまいます。もっとも、後で溶けて大変なことになるのですが・・・。)豊かさとは何なのか?生きるとはどういうことなのか?根本的に問いかけられるかも知れませんよ。H氏渾身のお薦め図書です。

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