グスターボ・ドゥダメルと「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ」を知っていますか? このオーケストラは、ベネズエラで貧困層の子供たちを音楽を通して健全育成するために設立された「エル・システマ」によって運営されるオーケストラで現在世界中で注目されています。(昨年NHKで「オーケストラは人をつくる ~ベネズエラのユース・オーケストラ~」というドキュメンタリーが放送されました。また、「エル・システマ―音楽で貧困を救う南米ベネズエラの社会政策 」と言う本も出版されています。)ドゥダメルはそのオーケストラの出身で、2004年、第一回グスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝した1981年生まれの若い指揮者です。現在は若干27歳にしてイェテボリ交響楽団の主席指揮者、2010年からはロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督に就任予定です。(H氏はドゥダメルのサインも持っています!上の写真です。)
このオーケストラは音楽的にもとても優れていますが、ラテン系の乗りで楽器を回したり、上に掲げたりすることがあります。と言うと何かを思い出したでしょう?そう、「のだめ」の Star Rising Orchestra です。優れた若手指揮者と、派手なパフォーマンスをする若手のオーケストラ。二宮さんはきっとこのオーケストラのことを知っていて、「のだめ」に取り入れたに違いありません。ふむふむ。
それはともかくドゥダメルとこのオーケストラのコンビ、本当にいいので是非聴いてみてください。現在発売されている CD は上の写真のベートーベンの交響曲5番・7番、マーラーの5番、それからバーンスタインの「ウェストサイド・ストーリー」の曲などが入った「フィエスタ」です。
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