2010年10月29日金曜日
2010年10月28日木曜日
「カップ麺」「豆大福」「出張」とヴァイオリン、そしてショパン「エテュード」
本日は2限が演習、3限がゼミで昼食を買いに出る時間がございませんので、またカップ麺で済ませます。
それに「豆大福」も買って見ました。でも、 「出町ふたば」の豆餅が恋しい!あんなに大きくて美味しくて、今は確か150円だと思いますが昔はずっと100円でした。写真だけじゃつまらない!
今日は大変です。これからゼミがあって、その後は明日と月曜日の授業の準備と資料の印刷。それから、原稿を完全に仕上げなければなりません。今日中に帰れるか知らん?
明日は出講日で、講義が終わったらすぐ自宅に戻りそのまま出張に出ます。明日から3日間は更新出来そうにもありません。
忙しくて2日間ヴァイオリンの練習が出来ず、昨日やっと少し練習致しました。やはり、ヴァイオリンを弾くのは気持ちいい!私にはヴァイオリンなしの生活は考えられません。どんなに疲れていてもヴァイオリンを弾くと、頭も心も安まるような気がします。
本日は久しぶりにショパンのエテュードが聴きたくなって、アシュケナージの演奏で聴いております。
本日は日本のピアニストでは最も好きなピアニストの一人、小山実稚恵さんの演奏で、3番(別れの曲)と12番(革命)を貼っておきます。
2010年10月27日水曜日
健康診断、村上龍「歌うクジラ」そして諏訪内晶子「メロディー」
2010年10月26日火曜日
「読書会」「モンブラン」「林檎の皮」そしてマーラー「交響曲第5番」
本日は、午前中に読書会がございました。今月呼んだのは以前ご紹介した井上ひさしの最後の小説「一週間」です。
例によって、本日もケーキを戴きました。
私が何時も一番に選ばせて戴きます。本日は秋ですのでモンブランを戴きました。久しぶりで美味しかったです。
本日の昼食は「チーズフォンデュ・フランス」と「蒸しパン」です。
本日の昼食は「チーズフォンデュ・フランス」と「蒸しパン」です。
デザートには林檎を戴きます。私は林檎は皮を剝かないと戴けません。皮を歯でかんだときのきゅっと言う音が苦手なのです。私は殆ど好き嫌いがございませんが、苦手な食物は殆どが歯触りのせいです。インゲン豆も茹でたものはいけません。これも咬むときゅっと音がするからです。思い出しただけでも駄目です。そのような時には(今もそうです。)、頭の中でインゲンを天麩羅に致します。はい、天麩羅にしたら大丈夫。それから、銀杏、ゆり根の類もいけません。ぐにっとする食感が苦手なのです。茶碗蒸しによく入っているので困ります。
本日は午後の会議を欠席して、お仕事をすることに致しました。一応メールでその旨お断り致しました。
本日のお昼の音楽はマーラー「交響曲第5番」に致しました。
2010年10月25日月曜日
ハーゲンダッツ「パンプキン」、「音楽の友」、「N響アワー」そしてシューマン「ピアノ協奏曲」
本日の昼食は「ゴボウサラダ&トマトサンド」と「胡麻団子」です。
帰りにメールボックスを覗いてみたら、「音楽の友」11月号が届いておりました。表紙は樫本大進、特集は、「ヴァレリー・ゲルギエフ」の世界と「素顔のベルリンフィル」です。インタヴュー記事は、樫本大進、ジュリアン・ラクリン、神尾真由子、庄司沙矢香、ヴァレリー・ゲルギエフです。ヴァイオリニストが多い!後でゆっくり読むことに致します。
昨夜の「N響アワー」はシューマン特集の2回目「愛と幻想の協奏曲」でした。ゲストは先日ご紹介した「シューマンの指」の作者、奥泉光さんでした。
2010年10月24日日曜日
仕事と「カップヌードル」と夢、そしてバッハ
本日は雨が降っています。朝9時に起きて、朝食にトースト、アボガドサラダ、お野菜たっぷりのアサリのチャウダー、ベーコン&エッグズを戴いてから、オフィスに出て参りました。面倒な書類を作らなければならず、今日中にせめてそれだけはやって置こうと思います。私はこういう仕事は大嫌いです。でもさっさと片付けて自分の仕事をしないと!
朝食が遅かったので昼食は途中で買って来た「カップヌードル」で済ませます。
昨夜は変な夢を見ましたが、悪夢ではありません。誰も知らないマンションの一室で寝転んでいる夢。多分、全てのことから解放されて休みたいと言う願望が表れているのだと思います。その後、急に場面が変わって、友人と電車で席を探している場面になります。何のことだか訳が分かりませんが、過去実際に何度も経験していることではあります。
先週の日曜日も仕事に来ておりました。元気な私も流石に疲れが溜まって眠くて全身が怠く、寝転んでうとうとしながら音楽でも聴いていたいと言う心境です。やれやれ。
本日のお昼の音楽は心を休めるためバッハを聴くことに致します。
2010年10月23日土曜日
「お好み焼き」「文化講座」そしてショパンコンクールとシューマン「子供の情景」
本日は外部のお仕事に出ており、今帰ったところです。ある文化講座の講師を依頼され、90分程お話しをして参りました。受講者は100名。希望者が多かったらしく、抽選で決めたそうです。私は、一般の方たちにお話しをするのも、大切な職務の一つと考えておりますので、都合のつく限りお引き受けしています。でも、今回は他のお仕事で忙しかったので大変でした。
オフィスに来て、準備を整え、そそくさと昼食を戴いてから出かけました。本日の昼食は「お好み焼き」です。
オフィスに来て、準備を整え、そそくさと昼食を戴いてから出かけました。本日の昼食は「お好み焼き」です。
スーツを着て参りましたが、朝方は涼しかったのに、昼食を戴いたら暑くなりました。
今回の講座の受講生は20代から70代くらいまでと、年齢層は広範囲でした。皆さん熱心にノートを取りながら聴いていらっしゃいました。準備をしている時には、面倒だなとか思って仕舞いますが、こうして熱心に聴いて戴いたり、終わった後追いかけてきて態々「とても面白い話を有り難うございました。」などと、ご挨拶されると、お引き受けしてよかったと言う気持ちになります。でも、大勢の人の前でお話しすると疲れます。疲れた!
一休みしてお茶を戴きながら音楽でも聴くことに致します。本日の音楽は竹村浄子さんのシューマンです。
です。なかなか切れのいい演奏です。
本日はマルタ・アルゲリッチの演奏でシューマン「子供の情景」を貼っておきます。
2010年10月22日金曜日
出講と新しいディスプレイとラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」
2010年10月21日木曜日
「オモライくん」「あも」そしてマーラー「交響曲第1番」
本日は2限が演習、3限がゼミで、先ほど終わったところです。昼食は授業の始まる前に買っておきました。「ツナトマトサンド」と「金時おさつ」(?)を戴きました。
本日は学生たちに例のチョコレートをふるまいました。喜んで食べてくれました。残り二つになりました。今はちょっと一休み、またお茶を点てて「あも」を戴いております。
これは復刻版で、奥付を見ますと、1972年に「週刊少年マガジン」に連載されていたとのことです。
主人公の「オモライくん」は孤児で、「コジじい」と言う老人、「おこもちゃん」と言うお姉さんともに、物乞いを生業として生活しております。ちゃんと学校にも行っていて、色んな騒動を引き起こします。でも、親もなく貧しい生活にもかかわらず、何時もニコニコ元気です。音楽の時間にリコーダーを持っていなくて、自分の身体に積もった垢を捏ねてリコーダーを作ったり致します。帯に「マンガ史上最高の不ケツ作! 食事前には決して読まないで下さい。」とありますが、この3人の家族以上に心の通い合った関係、そして、逆境にもめげず何時も元気でニコニコ生活を続ける様は、ギャグ・マンガであるにもかかわらず、心を強く打ちます。お薦めの一冊です。
仕事の方は先行研究の整理(本を30冊、論文を20篇程読みました。)と作品から必要な箇所を抜き出す作業を終えました。これが一番面倒な作業です。後は、本文を執筆するだけです。何とか目処が立ちました。週末の講演の方はほぼ準備も終わり、画像を提示するパワーポイントの資料を作成するだけです。
本日の音楽はマーラー「交響曲第1番(巨人)」に致しました。
2010年10月20日水曜日
「カレーパン」と「小物」とジャニーヌ・ヤンセン "Bach: Inventions & Partita"
本日の昼食は「カレーパン」と「クリンクルドーナッツ(チョコ)」です。
私のオフィスには、自分で買ったり、学生・卒業生が持って来てくれたつまらぬ小物で溢れています。
右は学生の沖縄土産のシーサーの置物と、シンガポール土産のおにゃんこ(多分)です。一番左は、もう10年くらい前に京都・六角堂で引いたおみくじ。その右はこれもシンガポール土産のカメさん。小さいのですが甲羅が開き中に物が入るようになっています。つまらぬ物をお見せして失礼致しました。はっきり申し上げて、手抜きです。
本日のお昼の音楽は、ジャニーヌ・ヤンセン "Bach: Inventions & Partita" に致しました。
インヴェンションは、2声をヴァイオリン・ヴィオラ、三声を、それにチェロを加えて演奏しています。声部をそれぞれ別の楽器で演奏しておりますので、2声はともかく3声はピアノを弾いている方にも勉強になるかも知れません。 インヴェンションを弦楽器で弾いていると言うので、聴く前はどうなのか知らんと思っておりましたが、とても心地よい演奏になっております。私も刺激されて、インヴェンションをヴァイオリンで弾いたりしております。
本日はインヴェンション(シンフォニア)第11番とインヴェンション第1番、おまけにソナタ第1番アダージョを貼っておきます。
2010年10月19日火曜日
「焼きそば」とドビュッシー
2010年10月18日月曜日
林檎と「N響アワー」とブラームス「交響曲第3番」
本日は午前中に1コマ講義があり、5限にもう一コマあります。
本日の昼食は「ゴボウ&トマトサンド」と「焼き焼きモンブラン」です。
日曜日の「N響アワー」は「ジャーナリスト・シューマン」と言うタイトルで、ジャーナリスト、批評家としてのシューマンを取り上げていました。シューマンは「音楽新報」を発行し、批評活動も行っていましたが、同い年のショパンの才脳をいち早く見抜いたり、埋もれていたシューベルトの「グレード」を発掘したり、また、同時若手のブラームスの才脳を見抜き世に出るのを助けたりしています。ブラームスとの関係は有名ですが、映画「クララ・シューマン」でも扱われています。
演奏された曲は、チェ・ソンジのピアノでショパン「ピアノ協奏曲第1番」第2、第3楽章、ブロムシュテットの指揮でシューベルト「交響曲第8番」第4楽章、そして、尾高忠明さんの指揮でブラームス「交響曲第3番」第3楽章でした。来週はシューマン特集の第2回で、「愛と幻想のピアノ協奏曲」だそうです。ゲストは先日ご紹介した「シューマンの指」を書かれた奥泉光さんだそうです。見なくては!
本日のお昼の音楽はベーム/ウィーンフィルの演奏でブラームス「交響曲第3番」に致しました。
2010年10月17日日曜日
「芸術劇場」とチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」
本日も眠たいのを我慢して仕事に来ています。本日の昼食は「チーズフォンデュフランス」です。
今日は、金曜日に放送された「芸術劇場」を見ながらお昼を戴きました。前半は、サイトウキネン・フェスティヴァル、後半は小菅優などによる、ブラームス「ピアノ四重奏曲第2番」です。
今年のサイトウキネン・フェスティヴァルは小澤さんの復帰コンサートとなりましたが、小澤さんは腰を痛めていたため、指揮をされたのはチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」の第1楽章のみでした。
後は下野竜也さんが武満徹さんの「ノヴェンバー・ステップス」とベルリオーズ「幻想交響曲」を指揮されました。インタヴューやリハーサル風景も放送されとても興味深く見ました。後半のブラームスもなかなかよい演奏でした。
本日はチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」第1楽章を貼っておきます。
2010年10月16日土曜日
メガネ、あも、手帳そしてグールド「フランス組曲」
本日は新しいメガネが出来上がる日でしたので、途中メガネ屋さんに立ち寄り取って参りました。
何時も使っている HIGHTIDE の手帳です。色を変えようと思ったのですが、いい色がなくて昨年のものと全く同じです。手帳は必需品で常に持ち歩いておりますので、機能的でデザインの気に入ったものを選んでおります。
先ほど昼食を済ませ、デザートにお抹茶を点てて、「あも」を戴きました。
和菓子には矢張りお抹茶が一番合いますね。自分で戴くときにはお手前も気にせず点てています。皆さんも如何ですか、お抹茶と茶筅さへあれば、手軽に点てられます。
本日のお昼の音楽はグレン・グールドの演奏でバッハ「フランス組曲」に致しました。
2010年10月15日金曜日
出講、チョコレート、楽譜無料ダウンロートとデュプレ「ハイドンチェロ協奏曲ハ長調」
本日は出講日でした。先ほど戻りました。ボロボロに疲れています。
それに眠たいし。Oo。。( ̄¬ ̄*)
朝、昼食用のアンパンを1個買っておきましたのに、持って行くのを忘れ、本日は今頃昼食を戴いています。アンパン1個と梨半分です。
出講先で知り合いの先生から、アメリカ土産のチョコレートを戴きました。
それに眠たいし。Oo。。( ̄¬ ̄*)
朝、昼食用のアンパンを1個買っておきましたのに、持って行くのを忘れ、本日は今頃昼食を戴いています。アンパン1個と梨半分です。
出講先で知り合いの先生から、アメリカ土産のチョコレートを戴きました。
以前にもご紹介致しましたが、読まれていらっしゃらない方やお忘れになった方のため、もう一度、楽譜を無料でダウンロート出来る IMSLP と言うサイトをご紹介しておきます。かなりの数の楽譜を無料でダウンロード出来るので、大変重宝しております。URL は以下の通りです。(クリックして下さい。)
2010年10月14日木曜日
「ねずみ取り」と「フルーツサンド」とシューマン「ピアノ協奏曲」
本日は2限.3限が授業で、お昼休みに昼食を買いに行く時間がございませんので、講義の始まる前に何時ものショッピングモールに昼食を買いに参りました。
途中、所謂「ねずみ取り」をやっていました。「ねずみ取り」って実に感じがよろしくありません。それに、交通量も多く、信号が幾つもある道路ですので、余りかかりそうにもありません。警官は全部で6人居りましたが、暇そうでした。税金の無駄遣いじゃないの?ちょっと睨み付けてやりました。
本日の昼食は久しぶりに「フルーツサンド」に致しました。
授業は今終わったところです。少し休憩にして、梨を戴きながらマルタ・アルゲリッチの演奏で、シューマン「ピアノ協奏曲」を聴いております。梨は矢張り豊水より幸水の方が美味しいですね。
2010年10月13日水曜日
壊れたディスプレイとブラームス「交響曲第2番」
本日の昼食は「カレーパン」と「むっちりきなこ」です。
先日来、オフィスで使っている3台のPCのうち、1台のディスプレイがちらつき、なかなか明るくならないので、危ないと思っていたのですが、とうとう全く表示出来なくなりました。
早速注文致しました。NEC-LCD172VXM と言う、17インチディスプレイです。見積もりでは21000円となっております。液晶ディスプレイも以前に比べると大分お安くなりました。尚、これは研究費で購入致しますので、私の出費はありません。
壊れたディスプレイを取り外す際に、左手の中指を詰めました。当初は相当痛くて、水で冷やしていましたが、今は殆ど痛みもないので大丈夫そうです。一時はヴァイオリンが弾けなくなるのではないかと心配致しました。
昨夜も何かに追われる夢を見ましたが、お友だちが一緒にいてくれたので、少しは心強く感じました。持つべきものは友です。(?) 有り難う。そう言えば、昨年の体育の日には、学会を終えた後、友人と待ち合わせて、倉敷の大原美術館に行っておりました。懐かしい。そして楽しかった!
昨夜も何かに追われる夢を見ましたが、お友だちが一緒にいてくれたので、少しは心強く感じました。持つべきものは友です。(?) 有り難う。そう言えば、昨年の体育の日には、学会を終えた後、友人と待ち合わせて、倉敷の大原美術館に行っておりました。懐かしい。そして楽しかった!
本日は心を休めるため、ブラームス「交響曲第2番」を聴いております。
2010年10月12日火曜日
ノーベル賞とパガニーニ「24のカプリース」
本日の昼食は「ウィンナードッグ」と「バターケーキクロワサン」でした。
最近、また日本人がノーベル賞を受賞したことが話題になりました。確かに結構なことなのだとは思いますが、何か違和感を感じて仕舞います。
これまで、見向きもされたかった研究者がノーベル賞と言う権威ある賞を取ったことによって一躍大騒ぎされる。しかも、日本の誇りと言った言い方をされたりもします。
日本は、取り分け基礎物理学のような直ちに経済的効果をもたらさないような研究分野に関しては、極めて研究を続けて行くことが困難な国です。私の知り合いにも、基礎物理学の分野で博士号をとりながら、予備校で講師をしながら生計を立て、やがて日本では研究を続ける目処がたたず、ドイツの研究所に就職した方もいらっしゃいます。優れた、研究者でありながら、日本で研究を続けることが出来ず海外に出て行かれる方が沢山いるのです。嘗てノーベル賞を受賞した方にも海外の大学で研究をされている方が何人もいらっしゃたことはご記憶にあると思います。そのような研究者の多くは決して海外で研究したいからそうしているのではなく、日本に研究を続けられる環境がないためにそうしているのです。それなのに、日本の誇りとか言うのはちょっと変じゃありませんか?
ジャン=ポール・サルトルはノーベル賞の受賞を拒否致しました。彼は、反権威主義者ですから、自分の信念を貫いた結果なのだと思います。シモーヌ・ドゥ・ボーボワールとは生涯パートナーとして生活しましたが、結婚は致しませんでした。2人にとって、お互いの関係はあくまで個と個の関係であり、国家によって定められた結婚という制度による結びつきではないと考えていたのだと思います。
ここで、また些細な蘊蓄を一つ。ボーボーワールは幼い頃から極めて優秀で、学校では常に1番でしたが、大学に入ると何故か何時も2番なのです。一体誰が1番なのか知らんなどと思っていると、それは・・・。もちろん、1番はサルトルだったのです。何だかすごいお話しでしょう?
文学者が受賞を拒否するのはさして困難なことではありません。文学者は厖大な研究資金も実験器具も必要としないからです。一方、科学者の場合、ノーベル賞を受賞することには大きな意味があるのかも知れません。現役の研究者であれば、受賞することによって研究環境は間違いなく改善されますし、また、既に現役を退いた方であれば、後進の研究者に少しでもよい研究環境を与えるために、受賞が役に立つと考えるのではないかと思います。
ですから、科学者の方が受賞することに異議はございません。でも、矢張り権威主義は嫌いです。権威によって与えられた価値のみを鵜呑みにして騒ぎ立てるのにはどうしても違和感を感じてしまいます。賞があること自体は決して悪いことだとは思いません。優れた業績を認め、報いるのはいいことだと思います。でも、受賞は静かに受け入れればいい。そして、出来るならその価値を自分で判断したいものだと思います。
例えば、辻井伸行さんが、ヴァン・クライバーンで優勝した際の騒ぎにも私は違和感を覚えました。コンクールで優勝したからでもなく、また、辻井さんが目が不自由だからでもなく、その演奏そのものが評価されるべきではないのでしょうか?
これまで、見向きもされたかった研究者がノーベル賞と言う権威ある賞を取ったことによって一躍大騒ぎされる。しかも、日本の誇りと言った言い方をされたりもします。
日本は、取り分け基礎物理学のような直ちに経済的効果をもたらさないような研究分野に関しては、極めて研究を続けて行くことが困難な国です。私の知り合いにも、基礎物理学の分野で博士号をとりながら、予備校で講師をしながら生計を立て、やがて日本では研究を続ける目処がたたず、ドイツの研究所に就職した方もいらっしゃいます。優れた、研究者でありながら、日本で研究を続けることが出来ず海外に出て行かれる方が沢山いるのです。嘗てノーベル賞を受賞した方にも海外の大学で研究をされている方が何人もいらっしゃたことはご記憶にあると思います。そのような研究者の多くは決して海外で研究したいからそうしているのではなく、日本に研究を続けられる環境がないためにそうしているのです。それなのに、日本の誇りとか言うのはちょっと変じゃありませんか?
ジャン=ポール・サルトルはノーベル賞の受賞を拒否致しました。彼は、反権威主義者ですから、自分の信念を貫いた結果なのだと思います。シモーヌ・ドゥ・ボーボワールとは生涯パートナーとして生活しましたが、結婚は致しませんでした。2人にとって、お互いの関係はあくまで個と個の関係であり、国家によって定められた結婚という制度による結びつきではないと考えていたのだと思います。
ここで、また些細な蘊蓄を一つ。ボーボーワールは幼い頃から極めて優秀で、学校では常に1番でしたが、大学に入ると何故か何時も2番なのです。一体誰が1番なのか知らんなどと思っていると、それは・・・。もちろん、1番はサルトルだったのです。何だかすごいお話しでしょう?
文学者が受賞を拒否するのはさして困難なことではありません。文学者は厖大な研究資金も実験器具も必要としないからです。一方、科学者の場合、ノーベル賞を受賞することには大きな意味があるのかも知れません。現役の研究者であれば、受賞することによって研究環境は間違いなく改善されますし、また、既に現役を退いた方であれば、後進の研究者に少しでもよい研究環境を与えるために、受賞が役に立つと考えるのではないかと思います。
ですから、科学者の方が受賞することに異議はございません。でも、矢張り権威主義は嫌いです。権威によって与えられた価値のみを鵜呑みにして騒ぎ立てるのにはどうしても違和感を感じてしまいます。賞があること自体は決して悪いことだとは思いません。優れた業績を認め、報いるのはいいことだと思います。でも、受賞は静かに受け入れればいい。そして、出来るならその価値を自分で判断したいものだと思います。
例えば、辻井伸行さんが、ヴァン・クライバーンで優勝した際の騒ぎにも私は違和感を覚えました。コンクールで優勝したからでもなく、また、辻井さんが目が不自由だからでもなく、その演奏そのものが評価されるべきではないのでしょうか?
本日のお昼の音楽は五嶋みどりさんのパガニーニ「24のカプリース」に致しました。
2010年10月11日月曜日
メガネと小山実稚恵「ショパン・ピアノ協奏曲」
本日もお仕事に出て参りました。キャンパスは大学祭で賑わっております。学生の出しているお店の売り上げに貢献しようと、本日の昼食は「フランクフルト」と「たこ焼き」を買って来て戴きました。
昨日は久しぶりに街に買い物に出かけました。メガネの度が少し合わなくなり、見え難くなっていたので、先日来買い換えようと思っていたところです。
現在使っているメガネはメタルフレームで、レンズは両面非球面レンズ。私は視力がかなり弱いので、最も屈折率が高く、歪みの少ないレンズを使っております。お値段は2枚で44000円でした。フレームは28000円でしたので、合わせて72000円+消費税です。結構お高くつきます。
今回は、最近安売りの量販店が沢山出来ているので、多分お値段も少しは下がっているのではないかと思いつつ行ってみました。
確かに、レンズは前回と同じ仕様のものが26000円になっておりましたので、18000円も下がっておりました。それに、「フォー・ナインズ」(9999)のネオプラスティックのNp-711と言うタイプのフレーム、30400円を合わせて全部で56400円+消費税でした。前回より大分お安くて助かりましたがそれでも結構な散財です。フレームはこんなのです。
本日のお昼の音楽はまた小山実稚恵さんのショパン「ピアノ協奏曲第1番・第2番」に致しました。
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