H氏がバッハに惹かれるのは、その精緻な構築性故と思われます。しかし、その一方で、ラフマニノフやドヴォルザークの曲に見られるロマンティシズムや土臭さも結構好きです。ラフマニノフのピアノ・コンチェルトやH氏が現在取り組んでいるドヴォルザークの「4つのロマンティックな小品」などは、もう少し感傷的になったら腐臭を放つ、そのぎりぎりの所で美しさを保っているように思われます。
Hは基本的にはバッハに見られるような、謂わば、幾何的・構造的で理知的なものを好みますが、その感傷性の故に今にもドロドロになってしまうような曲にも惹かれてしまいます。みなさんは如何ですか?
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