自民党の公約には「教育の再生」と言う項目があり、教科書検定の見直しをすると言っています。先日は、教科書の出版社の社長、編集責任者を呼び、教科書の編集方針を問いただした上で、慰安婦問題などの記述に問題があるとの指摘をしたとのことです。明らかに圧力をかけたと考えられます。萩生田光一衆議院議員は「教育基本法や学習指導要領が(愛国心を強調する側に)変わっただけに教科書の記述も変わると期待したが、そうではなかった」と述べています。何故、歴史を歪曲し、自国を正当かすることが愛国心なのでしょうか?先日は、橋下氏が例の慰安婦問題についての釈明の中で、何故日本だけが戦争中の行為を取り立てて非難されるのかと言っておりましたが、そんな簡単なことも理解出来ないのでしょうか?日本の政治家が、何時になっても歴史を歪曲し侵略行為を正当化しようとしているからです。自民党が狙っている教科書検定の改訂とは明らかに「検閲」であり、歴史を歪めようとする行為です。何時までこんなことを繰り返すつもりなのでしょうか?自民党の憲法改正案は、謂わば、大日本帝国憲法への回帰です。何故、現代において、戦前の価値観が正しいと思うような政治家がこんなにも多くいるのか理解出来ません。来る参院選でまた自民党が大勝でもしたら、とんでもないことになりそうでこころから恐怖を感じます。
本日の音楽はラヴェル「ピアノ協奏曲」です。
それではエレーヌ・グリモーの演奏を貼っておきます。
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