2013年6月29日土曜日

「粗挽きポークウィンナ」と「音楽の友」と「貧困率」そしてモーツァルト「ヴァイオリンソナタ」

日の昼食は「粗挽きポークウィンナ」「ドーナッツ」です。


デザートには「桜桃」を戴きました。それから食パンと非常食と麦茶のパックを買って参りました。私は麦茶や烏龍茶の類は、決してパットボトルを買いません。だって自分で作ったらパットボトル1本分が10円以下で出来るのですから、もったいないです。

 「音楽の友」7月号が届きました。


表紙はマルちゃん、特集は「いま聴きたいチェリスト&チェロの名曲」です。今年もアルゲリッチ音楽祭には行けませんでした。残念!

 かつて一億総中流化と言われた日本も、現在ではOECD加盟国中、貧困率は第2位になっています。所謂格差社会になっています。貧困率が高くなり出したのは小泉政権時代です。当時は、伊弉諾景気以来の好景気と言われていましたが、一般庶民にその恩恵は全く感じられませんでした。今の何だかそれと似ているような気がします。アベノミクスだとか言って株価などは上がり、小泉政権の頃の同じように支持率が高いようですけれど、私たちの暮らしは苦しくなるばかりです。そして、景気がどうのこうのと言っているうちに、その蔭では憲法を権力ではなくて国民を縛るような前近代的なものに変えようとしたり、原発を元のように動かそうとしたりする動きが進んでいます。本当にこれでよいのでしょうかね。

 本日の音楽はモーツァルト「ヴァイオリンソナタ」です。


本日は第25番K.301をヒラリーの演奏で貼っておきます。

2013年6月28日金曜日

「出講」と「ハーゲンダッツ」そしてモーツァルト「ピアノ協奏曲第23番」

日は「出講日」でした。最近、1週間がとても短く感じられます。忙しいからか知らん?

 帰ってからおやつに「ハーゲンダッツ」を戴きました。


本日は「期間限定・抹茶トリュフ」を戴きました。トリュフと言っても、キノコのトリュフが入っている訳ではありません。ホワイトチョコレートの小さな粒が入っています。要するに、チョコレートの「トリュフ」味と言うことです。後ろは事務の若い女の子が出張で東京に行ったお土産に買って来てくれたものです。でも、出張でディズニーランド?メールボックスに入っていたので聞けなかったけど、後で聞いてみないと。

 本日の音楽はモーツァルト「ピアノ協奏曲第23番」です。


本日はエレーヌ・グリモーの演奏で第2楽章アダージョを貼っておきます。

2013年6月27日木曜日

「ホットドッグ」と「テルマエ・ロマエ」と「潔癖性の必需品」そしてハチャトゥリアン「ガイーヌ」

日の昼食は「アメリカン・ホットドッグ」「生チョココロネ」です。


「桜桃」「ハーゲンダッツ(抹茶・トリュフ、マカデミアナッツ、ブラウニーチョコレート)」も勝って仕舞いました。

 「テルマエ・ロマエ」第6巻が出ましたので早速購入致しました。


今日は読む時間があるか知らん?

 以前から申し上げている通り、私は潔癖性です。除菌ハンドソープや除菌ウェット・ティッシューが必需品なのはすぐに分かると思いますけれど、私が独自に開発した(?)お道具もあります。それは、「ラップ」です。私は常にラップを大小切り分けたものを携帯しております。例えば、テレヴィのリモコンなどは細菌だらけだと言うのはご存じですよね。ましてや、ホテルのテレヴィのリモコンなどはこの上なく不潔なものです。素手で触れたら間違いなく手が腐ります。ですから、決して素手で触ってはいけません。そこで、ラップが登場します。リモコンの上からそっと被せてリモコンに直接触れないようにしながら巻き付けます。そして操作をする時にはその上から致します。これで細菌はシャットアウト。電車の吊革などにも使えます。潔癖性の方は是非お試し下さい。便利です。

 本日の午前中の講義では「2001年宇宙の旅」を鑑賞致しました。


文学の講義ですが、1回は20世紀のメディアである映画を取り上げ、映画の読み方・文法を記号論や技術論の観点から解説致しております。
 
 本日の音楽はこの映画で使われているハチャトゥリアン「ガイーヌ」よりアダージョ、


それからリゲティ「ルクス・エテルナ」を貼っておきます。



2013年6月26日水曜日

「ミニ鶏ガラ醤油ラーメン」と「トリチウム濃度上昇」そしてグラズノフ「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食は、比較的涼しかったので久しぶりに「ミニ鶏ガラ醤油ラーメン」に致しました。


デザートは「水羊羹」です。

 先日、福島第一原子力発電所付近の海水のトリチウム濃度が1リットルあたり1100ベルレルに迄上昇したことが明らかになりました。報道でも余り大したことでないような取り扱いでしたし、東京電力も特に重視し対策を立てるつもりはないようです。それ以前に、東京電力はかつてトリチウムは検出出来ないと言っておりました。私ははっきりと覚えております。でも、今回は実際に検出出来たわけですから、嘘をついていたことになります。
 この問題はずっと前からその危険性を指摘する声がありました。いずれ汚染水が地下水に漏れて、海水も汚染するのではないかと言う指摘です。その指摘を無視して今日に至ったわけですが、至急対策を立てないと今後長期間にわたって地下水と海水への汚染が拡がることは間違いありません。原発再稼働に躍起になる前に、きちんと事故の処理に取り組んで戴きたいものです。

 本日の音楽はグラズノフ「ヴァイオリン協奏曲」です。


本日はヒラリーの演奏を貼っておきます。

2013年6月25日火曜日

「読書会」と「ケーキ」そしてバッハ「無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番」

日の昼食は、時間がなかったため、先日買っておいた非常食の残りで済ませました。いけません・・・。

 午前中は「読書会」でした。今回読んだのはアメリカの30年代作家ナサニエル・ウェストMiss Lonely Hearts です。


翻訳は、丸谷才一が若い頃に訳したもので、最近復刊されました。タイトルが「孤独な娘」となっているのには少々違和感を感じます。原題の Miss Lonely Hearts とは大分趣が変わって仕舞います。
 主人公の Miss Lonely Hearts とは、新聞の身の上相談欄の担当者のペンネームですが、実際は男性です。当時この手の身の上相談の回答は基本的にキリスト教の教えに則ったものでした。ですから、主人公はキリストを商売にしていると言っています。しかし、彼は、様々な相談の手紙を読むうちに、投稿者の身の上に同情を覚え、おざなりの教訓じみた回答では飽き足らなくなって悩み始めます。
 この小説には、下層階級の様々な人たちの苦悩が描かれ、それら多様な「声」をキリスト教と言う単一の言説で纏めて仕舞うことが出来ないと言うことを示しているようです。そう言って纏めて仕舞うと詰まらなくなって仕舞いますが、様々な工夫が凝らされ優れた小説だと思います。訳者は気付いていないようですが、小説の構成は、通常のチャプターではなく、新聞のヘッドラインと本文を模したものになっています。プロットで構成すると言うよりも、断片の集積であり、そのこと自体がこの小説のテーマと密接に関わっています。また、翻訳では分かり難いのですが、投稿された手紙の文体にもそれぞれ特徴があり、余り教養もなく、論理的な思考が出来ない人たちが、それでも何とか自分の置かれた状況を文書で説明しようとしている様が見事に表現されています。私は学部の学生時代に読んだことがあり、結構印象に残った作品です。


出来れば原書で読むことをお薦めします。
 例に寄って「ケーキ」を戴きました。


本日は苺のタルトを戴きました。

 本日の音楽はバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番」です。


本日は庄司沙矢香の演奏でアダージョを貼っておきます。う~ん、いま一歩か知らん?
 

2013年6月24日月曜日

「日清ソース焼きそば」と「都議会選挙」そしてブラームス「ヴァイオリン協奏曲」

日日の昼食は「日清ソース焼きそば」です。


昨日スーパーにお買い物に出たところ、この2つが78円で出ておりましたので、非常食用に買っておいたのですが、早速1つ戴いて仕舞いました。デザートは「桜桃」です。


余り鮮度がよくないので残り全部を戴きました。

 昨日都議会選挙がございましたが、自民党の圧勝に終わりました。この調子で行くと参院選はどうなって仕舞うのでしょうか。原発を元のように動かし、国民の人権を守る憲法を国民を抑圧する憲法に変えようとするような政党が勝って仕舞うのでしょうか?アベノミクスとか何とか言っておりますけれど、来年には復興増税、消費税の増税が待ち構え、社会福祉予算も削ると言っています。その一方で軍事予算を増やし、法人税の引き下げも公約に入っています。一般庶民の生活は苦しくなる一方なのにどうして支持をするのでしょうか?私には理解出来ません。リベラルが結集して何とか対抗勢力jになってくれるといいのですが・・・。

 本日の音楽はブラームス「ヴァイオリン協奏曲」です。


本日はラクリンとヤンソンス/ロイヤルコンツェルトヘボーの演奏を貼っておきます。この演奏はDVDに録画してあります。素晴らしい演奏です。



2013年6月22日土曜日

「レザン・ドゥ・ポム」と「iPhone・壁紙」と「原発を動かす資格」そしてムソルグスキー「展覧会の絵」

日の昼食は「レザン・ドゥ・ポム」「キャラメルシュガーフレーキ」です。


食パンも買っておきました。デザートは「桜桃」です。それからおやつに頂き物の「マスカットゼリー」を戴きました。


 先月私も iPhone5 に換えましたが、壁紙を自分で作成し使っております。


まずはミッフィーの壁紙。後はヒラリーのお写真です。




ロック中の仮面は上下が切れますので、こちらを使っています。


よろしかったら、拡大した上ダウンロードしてお使い下さい。解像度は iPhone5 の壁紙用に合わせてあります。

 昨日も、先に10000箇所以上の点検漏れが発覚した「もんじゅ」で更に2300件の点検漏れが見つかりました。何度も書いておりますように、「もんじゅ」は冷却剤のナトリウム漏れによる火災事故を初めとする相次ぐ事故で、完成して以来ずっと運転停止状態が続いています。ナトリウム漏れの事故の際には、隠蔽が発覚し、その後発表された内容にも隠蔽があったことが分かり、広報担当者が自殺致しました。また、運転していなくとも冷却剤を循環させておかなければならないため1日5000万円以上の経費がかかったいます。日本原電はそれでも「もんじゅ」を動かそうとしています。
 また、電力各社は原発の再稼働を申請していますが、その中にはプルサーマルも含まれています。先日は、関電に対して原子力規制委員会は、改善を小出しにして、規制の最低線を探ろうとしている」と批判しました。関電は、規制委員会の調査で、敦賀原発の敷地には活断層が走っていると結論付けたにもかかわらず、活断層ではないと言い張り、敦賀原発を存続させようとしています。あのような大事故があったにもかかわらず、安全をないがしろにし、経営を最優先させる態度には目に余るものがあります。東電も、中越沖地震の際、もう少しで大事故になりかねなかった柏崎刈羽原発の再稼働を申請していますが、この原発は活断層に近いばかりではなく、先の地震の際にはマグニチュードの割に大きな揺れを観測し、地盤に問題があることが分かっています。
 それから、安倍政権は衆院選では原発依存を少なくすると言っておきながら、今は原発を活用すると言い、事故を起こしたから安全になったと全く訳の分からぬ屁理屈を振りかざして、原発を輸出しようとしています。
 電力会社にせよ、政府にせよ、このような人たちに原発を任せておく訳には参りません。彼らには原発を動かす資格など全くないと思います。

 本日の音楽はムソルグスキー「展覧会の絵」(ピアノヴァージョン)です。


それではアリスの演奏を貼っておきます。

2013年6月21日金曜日

「出講」と「豆大福」と「シャンプー」そしてバッハ「ピアノ協奏曲第1番」

日は「出講日」でした。先週末はお仕事でお休みが取れませんでしたから、2週間働き詰めでかなり疲れております。出講日の昼食の写真は掲載したことがございませんが、先日撮って掲載しなかった写真と同じものを戴きましたので、その写真を載せておきます。


かなりいい加減な昼食です。帰ってからお腹が空いたので、「豆大福」を戴いて仕舞いました。(;^_^A


ここのところ毎日雨で、今日のように出かけなければならない日は特に鬱陶しく感じます。

 私は、シャンプーとリンスは大体「ロクシタン」などを使っていますが、最近ノンシリコン系のシャンプーが流行っているようなので、どんなものかと「レヴール」を買ってみました。

悪くはないようです。暫く使ってみようかと思います。

 本日の音楽はバッハ「ピアノ協奏曲第1番」です。


またエレーヌ・グリモーの演奏を貼っておきます。



2013年6月20日木曜日

「抹茶クリームフラペチーノ」と「桜桃」そしてドヴォルザーク「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食はスターバックスの「BLT & EGG」です。


それから、「抹茶クリームフラペチーノ」を戴きました。また、少々鮮度がよくないのが気になりましたが、今年始めて「桜桃」を買いました。今年は例年に較べて出るのが遅かったようです。天候のせいか知らん?

 昨日、一昨日と二日間もブログを更新せず失礼致しました。一昨日は会議が長引き、その後すぐにヴァイオリンのレッスンに出かけたので更新出来ず、昨日は、大雨警報が出たため帰れなくなるといけないので、早めに帰宅しました。

 お天気も鬱陶しく、湿度が高いので髪が纏まらず困っておりますけれど、ニュースの方も鬱陶しい報道ばかりです。高市氏がまた福島第一原子力発電所の事故では一人も死んでいないと、与党の政策責任者にあるまじき不見識なことを仰ったそうです。事故を軽く考え、人命を蔑ろにして、ひたすら原発の再稼働を優先するような方が政治の要職についていると思うと本当に情けなく思います。また、福島第一原子力発電所の井戸から高濃度汚染水が検出されたのにもかかわらず、また発表が遅れたとか・・・。何やら腹の立つニュースばかりです。困ったものです。

 本日の音楽はドヴォルザーク「ヴァイオリン協奏曲」です。


本日は諏訪内晶子さんの演奏を貼っておきます。私はこれから大学院の授業があります。やれやれ。

2013年6月17日月曜日

「BLTサンド」と「京都土産」と諏訪内晶子「ヴァイオリンと翔る」そしてブルッフ「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食は「BLTサンド」です。


週末はずっと京都におりました。残念ながら観光ではなくお仕事です。通えない訳ではなかったのですが、電車で夜遅く帰りまた翌朝早く出かけるのは大変なので楽をさせて戴きました。

 授業が終わってから出たので、着いてから伊勢丹内の「田ごと」で夕食を戴きました。


仕事先はこんな所です。


宿泊は何時もの京都ホテルオークラ。朝食は大抵ルームサーヴィスで戴きます。


日曜日の朝は和食でしたが、写真を撮るのを忘れました。

 最後の帰る日は少し時間がありましので、三条の辺りでお土産を買いました。


何時もの「石黒香舗」にて匂い袋。それから、「はし本」で葉書と便箋、「便利堂」で封筒、そして最後に伊勢丹で「阿闍梨餅」を買いました。それから、途中「和久傳」で一休み。


お抹茶と「西湖」を戴きました。残念ながら出町の「ふたば」には行けませんでしたけれど、たまたまお仕事でご一緒になった方が買って来ていて1つだけ戴きました。美味しかったです。余りゆっくりとは出来ませんでしたが、懐かしい街を散策できてよかったです。

 注文していた諏訪内晶子「ヴァイオリンと翔る」が届きました。


今は絶版になっていて古書なのですが、帯も付いていて新品同様です。日曜日にでも読むことに致します。

 本日の音楽はブルッフ「ヴァイオリン協奏曲」です。


それでは諏訪内さんの演奏を貼っておきます。





2013年6月13日木曜日

「もちふわパンケーキ」と「ヴァイオリン」そしてパガニーニ「24のカプリース」

い!これでは食欲も湧きません。それで、本日の昼食は「もちふわパンケーキ」です。


それから「冷やしみたらし団子」も買いました。でも、これでは今年も夏痩せしそうです。気を付けないと!

 先日もお話し致しましたけれど、ヴァイオリンは繊細な楽器で、この時期はヴァイオリンにとっても受難の季節です。この湿度と暑さでは溜まったものではございません。


こちらはかつてハイフェッツが使い、現在は諏訪内晶子さんが弾いている、3大ストラディヴァリの1つ、1714年製の「ドルフィン・ストラディヴァリ」です。ほぼ200年の歳月を経てきた楽器です。きっとメインテナンスも大変なのでしょうね。


こちらは私のヴァイオリン。それほど大した楽器ではございませんが、丁寧に扱っております。

 本日の音楽はパガニーニ「24のカプリース」です。


本日は、コンサートで全24曲を聞いたことのある神尾真由子の演奏で13番と24番を貼っておきます。因みに、神尾が使っている楽器はサントリーから貸与されている1724年製のストラディヴァリでかつてはヨーゼフ・ヨアヒムが使っていた楽器です。



2013年6月11日火曜日

「冷やしバンバンジー麺」と「クラシック音楽館」そしてショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番」

日の昼食は「冷やしバンバンジー麺」です。


50円引きだから買った訳ではありません。ミニサイズがなかったのでフルサイズですが、私には多すぎます。「ミニわかめうどん」や「ミニ冷し中華」をよく戴くのは、1つにはミニサイズがあるからです。全てのメニューにミニサイズを作って欲しいと思います。それに、些か味が濃く全部戴くのに苦労しました。(私は残すのが大嫌いなので無理をしてでも全部戴きます。)デザートに戴いた「水羊羹」がよい口直しになりました。

 本日は会議日で先程まで会議でした。また半分くらい失神しておりました。一度ピクッとして眼が覚めましたが、気付かれたかも知れません。(;^_^A

 この前の日曜日にあった「クラシック音楽館」では、ヴィットリア・ヌローヴァを迎えてショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番」が演奏されました。ムローヴァの演奏はとても素晴らしいものでした。もちろん、しっかり録画致しました。ショスタコーヴィッチの曲にはソ連の政治の重苦しい雰囲気が纏わり付いていますね。

 本日の音楽はショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番」です。


本日はヒラリーとベルリンフィルの演奏を貼っておきます。この演奏はDVDが出ており、私も持っています。







2013年6月10日月曜日

「粗挽きポークウィンナ」と「おやすみラフマニノフ」そして「再録音」

日の昼食は「粗挽きポークウィンナ」「生チョココロネ」です。


 昼食を買いに出るついでに中山七里「おやすみラフマニノフ」を買って参りました。


「さよならフォビュッシー」そして昨日「いつまでもショパン」を読みましたので、このシリーズで読んでいなかった「おやすみラフマニノフ」も読んでおこうと思い買っておきました。

 本日は「再録音」のお話しを致します。一人の演奏家が同じ曲を再度録音すると言うのはさほど珍しいことではありませんけれど、私の持っているCDの中から幾つか例を挙げて少し考えて見たいと思います。
 まずは、ムター姐さんブラームス「ヴァイオリンソナタ」です。最初の録音は1982年で、ピアノはワイセンベルク(!)です。


この録音も決して悪くはありません。2度目は2009年の録音で、ピアノはランバート・オーキスです。


2009年版のライナーノーツでムターは「これらのソナタを20年にわたって演奏していて、もちろん、この間にブラームスに対する考えも、今日自分が演奏する作品に対する見方も変化しています。現在の方がいいとは言いませんが、音楽に対する理解はより深くなっていますし、好むと好まざるとにかかわらず、人生は頭の中だけでなく心と魂に跡を残し、物事への理解を深めます。そして、これらのソナタについて言えば、私たちの間には、細部の表現や音色、そこに織りなされた対話について、昔よりはるかに高い意識と意思の疎通があります。」と述べています。実際にこの2枚を聴き比べると、2枚目の方が明らかに深みを感じます。

 1回目と2回目の違いが最もはっきりしているのは矢張りグレン・グールドバッハ「ゴールドベルク変奏曲」でしょう。1回目の録音は1955年です。


これも優れた演奏です。そして2回目は1981年、グールド晩年の録音です。


この2回目の録音は圧倒的に個性的であり、最初の1小節を聴いただけで、グールドの1981年版だと分かります。私はこの版を始めに聴きましたが、1955年版を最初に聴いていたならば、その衝撃は更に大きかったと思います。この再録音には明らかに解釈の違いが見られ、グールドが晩年になって再録音した必然性が充分に納得出来ます。

 もう一つだけ例を挙げておきましょう。諏訪内晶子さんのチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」です。1回目は諏訪内さんがチャイコフスキー国際コンクールで史上最年少で優勝された時のガラコンサートです。


当時諏訪内さんは17歳か18歳です。2回目の録音は2000年です。


もちろん、2回目の録音の方が完成度の高い演奏となっていますが、この場合特に気付くのは音の違いです。2回目の録音の時には既にハイフェッツの使っていた3大ストラディヴァリの1つ「ドルフィン・ストラディヴァリ」を使っていますけれど、明らかに音色が違っています。



 今日はこの辺にしておきますが、マルちゃんのショパン「ピアノ協奏曲第1番」など他にも興味深い再録音は沢山あります。また、機会があったらお話しすることに致します。

 本日は、グールドの「ゴールドベルク変奏曲」の55年版と81年版を貼っておきます。聴き比べてみて下さい。