安倍首相が原発の輸出に向けて積極的に動いているようです。福島第一原子力発電所の事故があり、その収束も覚束ず、自己原因の究明さえ全く進んでいないのに、どうして輸出をしようと言う発想が出てくるのか私には到底理解出来ません。憲法問題もそうですけれど、どうしてそんなことが考えられるのか、頭の中を拝見したくなります。
今回協定が結ばれたトルコでは、シノップ市と言う黒海沿岸の小さな町に原発が建設されることになります。シノップ市の市長は原発反対を訴えて当選された方です。その一方、シノップ市は観光の町ですが、観光は夏場限りで経済発展から取り残された僻地だと言うことです。お金のために原発を容認する人たちもいます。日本と同じようにここでも、町は賛成派と反対派とに分断されることになります。
安倍首相はUAEにも行きましたが、海外のメディアはイスラエルの脅威に対して、UAEは原発を輸入し、いずれ核開発を始めるのではないかと言う疑念を表明しています。また、既に協定を結んでいる共産国のヴェトナムでは、原発立地から住民が強制移動させられます。そして、国内でも廃棄物処理の目処が全く立っていないのにもかかわらず、協定では廃棄物の処理まで日本が責任を負うことになっています。
日本人の一人として申し訳なく、また恥ずかしくてなりません。どうせやるなら、ドイツのように再生可能エネルギーの開発に力を入れ、その技術を世界に広めるようにすることの方が、日本のみならず開発途上国の人たちにとっても有益なことのように思えるのですが・・・。腹が立ってなりません。またこれが出ちゃいます。
本日の音楽はショスタコーヴィッチ「ヴァイオリン協奏曲第2番」です。
本日はヒラリーの演奏を貼っておきます。
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