2010年9月30日木曜日

「悪夢」「カップヌードル」「原爆の記憶」そしてブラームス「ピアノ協奏曲第1番」

日は、2限に英文学演習、3限にゼミがあり、時間がなかったので、昼食は「カップヌードル」で済ませました。

 昨夜また悪夢を見ました。
 友人と二人で夜の人気のない通りを歩いています。その通りは何処だか分かりませんが、以前にも夢に出てきた場所です。店も全て閉まっていて真っ暗なのですが、歩いていると、通りの反対側にドラッグストアの「国民」が1件だけ開いていて、ライトが煌々と闇夜を照らしています。友人がちょっと買い物があるから待っていてと言って、車道を渡り「国民」に入って行きます。
 しかし、いくら待っても中々出てきません。私は心配になり、車道を渡りますが、渡り終わって見上げると、そこに在るはずの「国民」が見あたりません。
 何故か、場所も変わっていて京都・東大路知恩院前を少し上がった「一澤帆布」のある辺りになっています。人気もなく、車も一台も通っておらず、辺りは闇と静寂に包まれています。私は友人のことが心配で、ともかく、人通りのある河原町の辺りに出ようと東大路を南に下ります。しかし通りは益々寂しくなり、ふと気付くと、宝ヶ池から「円通寺」に向かう寂しい道になっています。(円通寺には学生時代に友人と二人で訪れたことがございます。)これはいけないと思い、宝ヶ池方面に引き返し、もう地下鉄もなさそうなので、今夜は「宝ヶ池プリンスホテル」にでも泊まろうかと考えながら、急いで歩いて行きます。しかし、何時になっても国際会議場もプリンスホテルも見えて参りません。やがて歩く速度も速まり小走りになり、息が切れて参りますが、それでも、道は依然として、人気もなく、暗く真っ直ぐに伸びています。やがて、石に躓いてバランスを崩し、倒れようとする時に眼が覚めました。
 とても心細い思いを致しました。眼を覚ましてみても友人はおらず、私は一人闇の中でした。

 先日朝日新聞の書評を読んで興味を惹かれて注文していた奥田博子「原爆の記憶」が届きました。

読んでみて面白かったらまたご報告致します。

 本日のお昼の音楽はブラームス「ピアノ協奏曲第1番」に致しました。

本日はルービンシュタインの演奏で第一楽章の一部を貼って起きます。今年、小山実稚恵さんがコンサートでブラームスの「ピアノ協奏曲第1番・2番」を弾かれることになっておりますが、どんな演奏になるのか聴いてみたいものです。私は都合がつかず聴きに行けません。残念です。


2010年9月29日水曜日

「悪夢」と「音楽の友」とバッハ「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食は「ウィンナードッグ」「胡麻団子」です。

デザートは葡萄です。

 昨夜はまた悪夢を見て魘されました。本日も睡眠不足です。
 私は小学4年生くらい。でも、その頃の現実の私とは異なっています。夜の街(東京で言えば下町のような所です。)を何かを探して、歳が同じくらいの何だかさえない男の子と一緒に彷徨っています。やがて家に帰ります。その家も私が実際に育った家とは全く違います。母(これも私の実際の母親ではありません。)が、お肉団子を作っていて、お夕食に戴くことになっています。それが母の得意料理とのことです。母が月が出ているか見てみるようにと言うので見てみると、実際の月の100倍もあろうかと言う巨大な月が地上すれすれに浮かんでいます。それは、球体であることがはっきり分かる月で、色は濃い赤、とても不気味です。暫くすると、その赤い月は、鮮やかな赤、青、黄などの原色が入り混じった、益々異様なものになって行きます。私と一緒にいた男の子は私の家でお食事をして行くことになっていたのですが、急に逃げ出します。私はどうしたのかと思い、その子を追いかけますが、暫くするとその男の子は前方から何かに追われ、こちらの方に必死に走ってきます。私も踵を返し、一緒に逃げます。そこで、眼が覚めました。他のものには色はないのですが、月だけがフルカラーでとても不気味でした。こう書いてしまうと別に怖くはないのですが、夢の中では本当に怖くて、眼を覚ました後もしばらくは胸が高鳴っておりました。

 「音楽の友」10月号が届きました。

表紙は新国立劇場オペラ芸術監督に就任された尾髙忠明さんです。特集は「激突!欧米オーケストラ対決」。アメリカとヨーロッパの主要オーケストラを比較しながらその特徴を分析しています。面白く読みました。それからギドン・クレーメルのインタヴューや、連載中の「ヴァイオリニストの系譜」「ドヴァルザークの音符たち」も面白かったですよ。

 本日のお昼の音楽は元気を出すために、ヒラリー・ハーンの演奏でバッハ「ヴァイオリン協奏曲集」に致しました。

本日は「2つのヴァイオリンのための協奏曲」第1楽章ヴィヴァーチェを貼っておきます。


2010年9月28日火曜日

「読書会」「N響アワー」とシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」

日は読書会の日です。本日読んだのは7月12日にご紹介致しました森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」です。

「惑星ソラリス」「鏡の国のアリス」を下敷きにしています。深刻な小説ではございませんが、とてもいい小説だと思います。日本では私小説などの影響か、深刻な小説の方が何か高尚であるように考えられがちですが、このような小説ももっと評価されてしかるべきだと思います。
 例によって、ケーキを戴きました。

本日はオーソドックスな苺のショートケーキです。美味しく戴きました。

 本日の昼食は「パンプキン・リング」「焼き焼きマロン」です。どちらも新製品です。

「パンプキン・リング」にはパンプキン・クリームが挟まれています。「焼き焼きマロン」は蒸しパンを焼いたものです。どちらも美味しく戴きました。

日曜日の「N響アワー」はフィンランドの作曲家特集で、二つの協奏曲が演奏されました。一つはシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」、もう一つは現代作曲家のアリウス・サリネンの「室内楽第8番・木々はみな緑」です。サリネンの曲は室内楽となっていますが、実質はチェロ協奏曲です。
 シベリウスはミハイル・シモニアンがヴァイオリンでした。容貌はロシアの農民風、そつのない演奏でしたが、何かもの足りませんでした。シベリウスは協奏曲をこの1曲しか書きませんでしたが、珠玉の1曲ですね。
 サリネンの曲は初めて聴きました。現代音楽ですが、綺麗な曲でした。チェロはピーター・ウィスピルウェイと言う、オランダのチェリストでした。

 本日のお昼の音楽は五嶋みどりさんの演奏でシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」に致しました。

五嶋みどりさんの演奏は埋め込み無効となっておりますので、本日は神尾真由子さんの演奏で第1楽章を貼っておきます。音量が少し大きいのでご注意下さい。




2010年9月27日月曜日

後期の始まりとビュッフェとモーツァルト「ピアノ協奏曲」

日から後期の授業が始まりました。既に、午前中一コマ講義を行いました。疲れた!
 
 本日の昼食は「豆パン」「チョココロネ」です。

葡萄も買って参りました。リンゴが沢山出ておりました。葡萄の旬もそろそろ終わりですね。

 以前にもご紹介致しましたが、私のオフィスにはベルーナール・ビュッフェのリトグラフが飾ってあります。

今も、食事をして、音楽を聴きながら眺めていました。もう10年くらい前に無理をして4年の分割払いで購入したものです。支払いはつらいものがありましたが、買っておいてよかったと思います。ビュッフェは1999年亡くなったので、今からではもう買えないかも知れません。いい時に買っておいたと思います。お部屋に好きな絵が飾ってあるのはいいものです。

 本日のお昼の音楽はホロビッツの演奏でモーツァルト「ピアノ協奏曲」に致しました。

本日は第23番イ長調 K.488 第1楽章を貼っておきます。



2010年9月25日土曜日

グレン・グールドの誕生日

日の昼食は「フィッシュフライ・タルタルソース・ドッグ」「クリンクルドーナッツ(チョコ)」です。

デザートはまた葡萄です。それから、紅茶、顔以外のところに使う日焼け止めとアイスクリームを買って参りました。

 本日、9月25日は私の好きなグレン・グールドの誕生日です。

グールドは1932年9月25日、カナダのトロントに生まれました。没年は1982年10月4日。1981年に「ゴールドベルグ変奏曲」を際録音した翌年、脳卒中で倒れそのまま亡くなりました。
享年50歳でした。もう1年亡くなるのが早かったら私たちはこの「ゴールドベルグ変奏曲」を聴くこともなかったのですね。

 ご存じのように、グールドは1964年のシカゴでのリサイタルを最後にコンサート活動からは一切手を引き、その後はスタジオでの録音活動に終始致しました。
 グールドはテイクを繰り返し、時にはそれらを編輯して一つの曲に仕上げたこともあったとのことです。そのような姿勢には批判も多々ございましたが、彼の音楽を聴けばそのようなことはどうでもよいことに思われます。

 CD は殆ど持っていますが、私が特に好きなのはもちろんグールドの奏でるバッハです。

インヴェンション/シンフォニア
トッカータ
パルティータ
フランス組曲
イギリス組曲
フーガの技法/イタリア協奏曲
平均律クラヴィーア
その他、ピアノコンチェルトなどの CD を繰り返し聴いて参りました。

 グールドのお誕生日に寄せて、これらの素晴らしい演奏に感謝を捧げたいと思います。

 それでは、「ゴールドベルグ変奏曲」の一部をお聴き下さい。


2010年9月24日金曜日

3人の女性ヴァイオリニスト

日は出講日。先ほど帰って参りました。すごく疲れています。昼食はアンパン1個だったのでお腹も空きました。やれやれ。

  一昔は、ヴァイオリニストの世界も、巨匠と言えば殆ど男性でした。シゲティ、シェリンク、ハイフェッツ、オイストラフ、メニューイン、スターン等々。
 しかし、現在では男性と同等、或いは、それ以上に女性のヴァイオリニストが活躍しております。本日はその中から私が最もよく聴き、このブログではお馴染みの3人の女性ヴァイオリニスト、アンネ=ゾフィー・ムタージャニーヌ・ヤンセンヒラリー・ハーンを取り上げてお話ししたいと思います。もちろん、五嶋みどり、諏訪内晶子など、日本人で海外でも活躍されている優れたヴァイオリニストもいらっしゃいますが、それについては後日またお話ししたいと思います。

 まずは、年齢順にムターから始めます。

ムターは1963年生まれ。13歳でカラヤンに見出され、ベルリン・フィルと共演します。これをきっかけに、翌年にはザルツブルグ音楽祭にデヴュー。その後も、国際的ヴァイオリニストとして順調に地位を固めて参ります。指揮者のアンドレ・プレヴィンと結婚致しましたが、現在は離婚しております。レパートリはヴィヴァルディからバルトークなど現代音楽に至る広い範囲をカヴァーしています。弾いているヴァイオリンは1703年と1710年のストラディヴァリです。
 彼女の演奏の特徴はその叙情性にあると思います。技術的に言えば、ヴィブラートの幅が広いのが特徴です。多くの場合、それが美しい響きとなって、素晴らしい演奏となりますが、時として、過剰に感じられることもあります。彼女が演奏する「タイスの瞑想曲」を聴いてみて下さい。



ピッチがずれて聞こえるほどヴィブラートがかかっています。私には、このように、曲によって耳障りに聞こえることもあります。この曲もそうです。好みの問題ではありますけれど。

 ジャニーヌ・ヤンセンは1978年オランダ生まれ。19歳で、ロイヤル・コンツェルトヘボウと共演し、その後も、フィルハーモニア管弦楽団、ベルリンフィル、ウィーンフィルなどと共演し評価を固めて参りました。弾いているヴァイオリンは1727年製のストラディヴァリです。
 
CDデヴューは2003年に録音されたこのアルバムです。
 ヤンセンの特徴はやはりそのパワフルでダイナミックな演奏にあると思います。N響アワーで演奏された、チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」は、弓の切れた毛を振り乱し、そのパワフルぶりを遺憾なく発揮しておりました。しかし、現在、N響アワーでの演奏はNHKからの抗議により、YouTube からは削除されていますので、別の演奏で第3楽章を聴いてみましょう。




 続いては、お馴染みのヒラリー・ハンです。

ハーンは1979年アメリカ生まれ。10歳でカーティス音楽学校に入学し、10代前半からオーケストラとも共演していますが、国際的なデヴューは1995年、ロリン・マゼール/バイエルン放送交響楽団との共演です。弾いているヴァイオリンは1864年製のヴィヨーム。ヴィヨームは一般的にはストラディヴァリのコピーと見なされ、一段低く見られている楽器です。一流のヴァイオリニストとしては使う楽器としては珍しい部類に入るのかも知れませんが、素晴らしい音を出しています。
 ハーンの演奏の特徴は、一つ一つの音の美しさと、理知的とも言うべきその端正さにあると思います。私が初めてハーンの演奏を聴いたのは、彼女のファースト・アルバム「バッハ・シャコンヌ」です。ハーン、17歳の演奏ですが、初めて聴いた時には衝撃を受けました。先日も貼りましたが、パルティータ第2番「アルマンド」をお聴き下さい。



通常よりもかなり遅い演奏ですが、とても素晴らしい演奏だと思います。ある意味で、バッハの演奏としては邪道なのかも知れません。それは、丁度、81年版のグレン・グールド「ゴールドベルグ変奏曲」のアリアの極端に遅い演奏と共通点があるように思います。バッハの時代にはハープシコードが主流であったことを考えれば、55年版の方がよりバッハ的なのかも知れません。しかし、81年版のグールドの演奏には、そのようなことを考える余地も与えぬほどの美しさがあります。私は、ハーンの演奏にもそのような圧倒的な美しさを感じました。
 ハーンにもし弱点があるとすれば、ヤンセンとは対照的に、端正な余り、力強さに欠けると言う点かも知れません。最新のアルバムは、日本では5月にリリースされた「チャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲」です。私はコンサートで生で聴く機会にも恵まれました。端正でとても美しい演奏でとても感動致しましたが、この曲としては弱冠力強さに欠けていると言う感は免れません。彼女はバッハ関係のアルバムを3枚出しておりますが、彼女のバッハは文句なしに素晴らしいと思います。

  所謂、巨匠の演奏を聴くのもいいもので、私も上述したヴァイオリニストのCDは結構持っていて聴いてもおります。でも、現在活躍しているヴァイオリニストの演奏をリアルタイムで聴くのは、それとはまた違った楽しみがあります。コンサートに行く楽しみもありますし、次にどんなアルバムを出し、どのように進化しているのかワクワクしながら待つと言うのもいいものです。
 もちろん、レーピンなど、男性のヴァイオリニストにも素晴らしい方はいるのですが、私はフェミニストなのでどうしても、女性のヴァイオリニストを応援してしまいます。もちろん、素晴らしい演奏を聴かせてくれるからこその話なのですが。皆さんはどのヴァイオリニストがお好きですか?

2010年9月23日木曜日

「焼きそば」とモーツァルト「ヴァイオリン・ソナタ」

日は大学のサーバーのメインテナンスのため、ネットワークが停止すると聞いておりましたが、今のところ繋がっているようですので、簡単に更新しておきます。

 本日の昼食は「焼きそば」に致しました。

何時も朝食はご飯を戴くのですが、今朝はトースト、オムレツ、サラダ、コーヒー(何時もブラックで戴きます。)とヨーグルトでしたので、お昼はパンを避けました。

 ショッピングモールの果物売り場もそろそろリンゴなどが中心になりつつあります。春から、苺、桜桃、桃、葡萄、梨と旬の果物を戴いて参りましたが、これからは暫くの間、リンゴやミカンが中心になりそうです。嫌いではないのですが、春まで続きそうなので些か単調になります。

 本日のお昼の音楽はまたヒラリー・ハーンモーツァルト「ヴァイオリン・ソナタ」を聴いております。

本日は第25番 K.301 を貼っておきます。私がブログに貼る音楽も些か単調かも知れません。


2010年9月22日水曜日

詩と「あげひばり」

日は更新出来ないと思いますので、今夜の家に明日の分を更新しておきます。(何て律儀な!)

 以前、田舎育ちではないのに、幼い頃、春うらら田舎道を歩いている心象風景が残っていると申し上げました。先日ふと、それは小学校、中学校の頃に読んだ詩の影響なのではないかと思い至りました。

 特に好きだったのは中原中也です。

 例えば、「雲雀」と言う詩。

・・・ 
碧い 碧い空の中
ぐるぐるぐると 潜り込み
ピーチクチクと啼きますは
あゝ 雲の子だ、雲雀奴だ

歩いてゆくのは菜の花畑
地平の方へ、地平の方へ
歩いてゆくのはあの山この山
あーをい あーをい空の下
・・・


或いはまた、「一つのメルヘン」 

秋の夜は、はるかの彼方に、
小石ばかりの、河原があって、
それに陽は、さらさらと
さらさらと射してゐるのでありました。


そして、「六月の雨」

またひとしきり 午前の雨が
菖蒲の色の みどりいろ
眼うるめる 面長き女
たちあらわれて 消えてゆく

・・・

お太鼓叩いて 笛吹いて
遊んでいれば 雨が降る
櫺子の外に 雨が降る


「櫺子(れんじ)」と言う言葉はこの詩で覚えました。京都の町家などに見られる、一定の間隔で縦に角材などが入った窓のことです。もちろん私の家にはそんなものはないのですが、梅雨時になると、櫺子を通して窓の外を見ている心象風景が浮かんでまいります。多分この詩の影響です。

 今では英詩は読みますが、日本の詩は殆ど読むことがありません。でも、そうやって幼い頃に読んだ詩が今でも記憶の何処かに残っていて、ふとしたきっかけで心象風景として甦ってきます。それに、特に覚えておこうとしている訳でもないのに、結構、暗唱しています。不思議なものです。

 と言う訳で、ヴォーン・ウィリアムス「あげひばり」を聴くことに致します。英国の田園風景が脳裏に浮かんで参ります。

' A Portrait' からハーンのインタヴューと演奏風景を貼っておきます。


「アンゲロプロス全集Ⅰ」とブラームス「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食は「カレーパン」「バターケーキクロワサン」です。

デザートはまた葡萄です。

 先日注文しておりました「アンゲロプロス全集Ⅰ」が届きました。

この全集には、所謂、ギリシャ現代史3部作「1936年の日々」「旅芸人の記録」「狩人」の3巻が入っています。とりわけ、「旅芸人の記録」が欲しくて買って仕舞いました。16000円程致しましたので、お財布には少々響きます。
 
 「旅芸人の記録」は学生の頃、リヴァイヴァルで「木靴の樹」と一緒に観て、どちらも素晴らしい映画で感動致しました。「木靴の樹」が3時間以上、そしてこの「旅芸人の記録」jは4時間の長い映画ですが、これほど充実した映画鑑賞はありませんでした。観たらまた感想などを書きたいと思います。

 本日のお昼の音楽はムターの演奏でブラームス「ヴァイオリン協奏曲」に致しました。

それでは第3楽章を貼っておきます。


2010年9月21日火曜日

「極める!」と「タイスの瞑想曲」

日の昼食は「チーズフォンデュフランス」です。

本日も焼きたてで香ばしい香りが漂います。デザートはまた葡萄です。後ろに立てかけてあるのは「エリコネイル パーフェクト・シャイン」です。爪磨きに毎日使っております。ヴァイオリンを弾いておりますと、特に左指の爪は常にギリギリまで短くしておかなければなりません。爪のお手入れは毎日欠かせません。

 昨夜は「極める! 西田尚美の京都学」最終回を見ました。今回のテーマは「京町家の暮らし」でした。取材されたのは、数年前まで呉服屋さんを営まれていたお宅で、典型的な京町家でした。
 裏庭などとても風情のある家で、私も、こんな所に住めたらいいなとちょっと憧れを感じて仕舞います。でも、実際に住んで、それを維持するのはとても大変そうです。番組ではその一端を垣間見ることが出来ました。
 恐らく、プライヴァシーも十分には保たれず、毎日生活をして行くのにはとても不便なのではないかと想像されます。特に、昔は色々なしきたりなどもあって、外から嫁いだ女性にとってはとても辛いこともあったのではないかと察せられます。
 京都の街の風情は、京町家に負うところが大きいと思います。部外者はそれを維持して欲しいと思ってしまいますが、家庭の事情によっては、生活したり、維持したりするのにとても苦労されていらっしゃる方たちも多いのではないでしょうか。
 京都駅が建て替えられる時にも、景観か利便性かと言う議論がありました。こういう問題はとても難しいですね。

 本日がヴァイオリンのレッスンの日だと言うこともあり、昨夜は何時もより長時間ヴァイオリンの練習を致しました。レッスンの準備を終えた後で、久しぶりに「ヴァイオリン名曲集」を引っ張り出して、「タイスの瞑想曲」を弾いてみました。本日のお昼の音楽は、この曲の入っているムター「シンプリー・アンネ=ゾフィー」に致しました。

本日は神尾真由子の演奏を貼っておきます。


2010年9月20日月曜日

「たい焼き」「N響アワー」そしてベートヴェン「ヴィオリン協奏曲」

曜日に寝過ぎて、夜は余り眠れず、月曜日は何だか何時もボーっとしています。余り好ましいパターンとは申せませんが、日曜日くらい思う存分寝ないとストレスが堪りますので仕方ありません。

 本日の昼食は「ツナトマトサンド」です。気になっていた「たい焼き」の「豆乳つぶあん」を買おうと思ったのですが、品切れとのことで、仕方なく小倉あんを買って参りました。

それから、「ハーテンダッツ・ミルククラシック」と日焼け止めも買いました。

 昨夜の「N響アワー」は「ドヴォルザーク・郷愁の名旋律」でした。私もドヴォルザークの少し土臭いけれど美しい旋律は好きです。童謡など日本の伝統的な音楽ではファとシを抜いた旋律が多いのですが、ドヴォルザークの、例えば、交響曲第9番の「家路」や、アメリカの冒頭部分の旋律にはファとシが使われていないとのことです。確かに、ドヴォルザークの旋律は日本的な感じが致しますね。
 番組では、「スラヴォニック・ダンス」第2曲と「チェロ協奏曲」の一部が放送されました。どちらも好きな曲です。スラヴォニック・ダンスの第2曲はヴァイオリンでもよく演奏されます。

 本日のお昼の音楽はドヴォルザークと思いきや、ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」に致しました。

本日は、ムター姉さん小澤/ボストンの演奏を重くなるかも知れませんが、全曲貼っておきます。小澤さんがかなり若いですね。








2010年9月18日土曜日

失敗とジャニーヌ・ヤンセン

私は一年を通して毎日お風呂に入ります。シャワーでは汚れがきちんと落ちないような気が致しますし、疲れも取れないのでそうしています。それはいいのですが、昨夜お風呂に入りながらついうたた寝をしてもう少しで溺れそうになりました。危ない、危ない! (;^_^A

 それから、更にお昼を買いに出かけた際、またお財布を忘れ、そのまま引き返して参りました。もう一度出るのは癪にさわるので、昼食は先日戴いた英国土産のショートブレッドと梨で済ませました。

少々疲れているようです。気を付けないと!

 本日のお昼の音楽はジャニーヌ・ヤンセンの演奏でチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲・懐かしい土地の思い出」に致しました。

本日は、「懐かしい土地の思い出」第1曲「メディテイション」を貼っておきます。私もヴァイオリンでよく弾く曲です。「懐かしい土地の思い出」では第3曲「メロディー」が最もよく演奏されますが、私はこの「メディテイション」が1番好きです。
 それから、ヤンセンの面白い映像がありましたので、こちらも貼っておきます。フォーレ 'Apré un Rêve' (夢の後)を弾いているのですが、ちょっとドラマ仕立てのようになっています。これ何なんでしょうね。ヤンセンは嘗ては(?)美人ヴァイオリニストとして名を馳せていましたので、こんな映像が作られたのでしょうか。




2010年9月17日金曜日

出講と京都・老松「栗しぼり」とチャイコフスキー「交響曲第6番(悲愴)」

日は出講日です。先ほど帰って参りました。後期の開始が早すぎます!久しぶりの講義で疲れました。それに、昨夜余り眠れなかった上に早起きしたので眠くて仕方ありませんでした。
 'Macbeth does murder sleep.' (また、教養が・・・。因みに「マクベス」はストレスが「ベ」の所にあります。)
 もちろん収入にはなるのですが、時間的にも肉体的にも結構きついものがあります。それに、確定申告をしなければならず、そうすると非常勤講師給の1/4くらいは税金で取られてしまいます。(´□`。)
 機先を制して、「一昨日美容院に行ったら髪を短くされすぎてね・・・。」などと言ったところ、教室のここかしこからクスクス笑いが聞こえて参りました。ムッ!

 疲れたのでハーテンダッツ「キャラメルマキアート」を戴きました。

そろそろ、京都・老松「栗しぼり」が出る頃です。

一種の「栗きんとん」ですが、これは逸品です。和菓子一級鑑定士の K が言うのですから間違いはございません。栗の味と香りが凝縮され、口に入れると栗の甘い香りがいっぱいに拡がります。甘さは控えめで極自然な甘さ。一般の栗きんとんのように、ベタベタした感じはなく、舌触りも極上です。これは死ぬまでに一度は戴かなければならない和菓子です。京都では北野天満宮のすぐ近くと、嵐山の渡月橋から北に少し上がった辺りにあります。大丸にも入っています。東京では新宿伊勢丹にも入っているようですが、「栗しぼり」があるかどうかは分かりません。
 こんなことを書いていたら戴きたくなって仕舞いました。(⌒¬⌒*)

 本日は、久しぶりに小澤さんの演奏でチャイコフスキー「交響曲第6番(悲愴)」を聴いております。

それでは、最終楽章をカラヤン指揮の演奏で貼っておきます。


2010年9月16日木曜日

「たい焼き(栗あん)」と「シンドラーズ・リストのテーマ」

日の昼食は「サンドウィッチ」です。

久しぶりに「たい焼き」を買って参りました。季節限定「栗あん」と言うのがございましたので、買って見ました。でも、たい焼きには矢張り小倉あんが合うようです。その他、「豆乳つぶあん」と言うのもございましたが、ちょっと気になりますので今度戴いて見ます。デザートは葡萄です。

 先日美容院に行って参りましたが、矢張り短く切りすぎたようです。気になります。早く伸びてくれるといいのですが。

 本日のお昼の音楽は、「シンドラーズ・リスト」のテーマが聴きたくなって、その曲の入っているジャニーヌ・ヤンセンのファーストアルバムに致しました。

「シンドラーズ・リスト」は以前ご紹介致しましたが、好きな映画です。

ポーランドのクラクフにあるプワシュフ収容所に入れられたユダヤ人のお話しですが、このような映画を観ると怒りと悲しみに襲われると同時に、このようなことのない世界を作るために、微力ながら自分も頑張らなくてはならないと言う気持ちになり、胸が熱くなって参ります。
 サウンド・トラックの演奏はイツァーク・パールマンです。パールマンはイスラエル出身で、ご両親はポーランドからイスラエルに移民したユダヤ人です。この曲の演奏を引き受けられたのには、そのような背景があったからだと思います。それでは、サウンド・トラックのパールマンの演奏を貼っておきます。


2010年9月15日水曜日

美容院と研修会とシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」

前中に美容院に行って参りました。かなり長くなっていたので5センチ程切ってもらいました。ちょっと切りすぎて恥ずかしいかも。でも、鬱陶しかったのでさっぱり致しました。暑い盛りに切っておくべきでした。

 本日の昼食は「豆パン」と「蒸し蒸しモンブラン」です。「蒸し蒸しモンブラン」は蒸しパンにマロンクリームがトッピングしてあります。

それから、ハーテンダッツ「クリスピーサンド」が何時もよりお安く出ていたので買って参りました。おやつに戴きます。1つだけと言うのも何ですから、「キャラメルマキアート」も買いました。

 午後から「FD研修会」があります。テーマは「学生の質保証に向けて」です。要するに、企業に向けて、大学で生産した学生の品質保証をどうするかと言うことです。私は、このように学生をまるで工業生産物のように扱う考え方にはうまく馴染めません。研修会の出欠は研究費の査定に影響しますが、欠席致します。

 本日のお昼の音楽は久しぶりに諏訪内晶子さんの演奏でシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」に致しました。

第1楽章を貼っておきます。




2010年9月14日火曜日

「N響アワー」「極める!」そしてマーラー「交響曲第1番(巨人)」

日の昼食はアンパン1個で済ませました。デザートはまた梨です。

 日曜日のN響アワーはマーラー交響曲特集で「交響曲第1番(巨人)」が放送されました。指揮はズービン・メータです。なかなかいい演奏でした。私は、思い出もあって、マーラーの交響曲ではこの曲が1番好きです。
 マーラーと言えば、以前にもご紹介致しましたが、ケン・ラッセル監督の映画「マーラー」はお薦めです。伝記の勉強にもなります。

昨夜は、「極める! 西田尚美の京都学」第3回を見ました。今回のテーマは「いけず」です。
 まず、京都人は「暗黙の了解」「人間同士の距離感」を大切にするとのこと。バス停で、他の地域とは異なり並んではいないのに、乗る際は待っていた順番に乗る光景が紹介されました。そう言えば、そうですね。確かに、京都ではバス停で列を作って並んだりは致しません。地下鉄では並んでいますけれども。「距離感」と言うことでは、鴨川河川敷で語らうカップルの間隔が一定である様子が映されました。でもそれって京都特有のことか知らん?
 「いけず」とは、距離が近づきすぎた時に、それを暗黙のうちに示す方法だと言えます。有名なお話しですが、「ぶぶ漬け」をすすめられたら、もう食事時だからお帰りになって下さいと言う合図です。私の所も、ゼミが終わっても学生がなかなか帰ろうと致しませんので、今度「ぶぶ漬けは如何?」と言ってみようか知らん。
 京都は長い間都であったため、政治的状況や、階級社会のせいで、思ったことをあからさまに口に出来なかったため、暗に仄めかすような言い方が発達したとの説明がありました。
 でも、他所から来たのも二は「いけず」は矢張りちょっと怖いですよね。「ぶぶ漬け」をすすめられたことはございませんが、お茶などをすすめられた時に、戴いていいものやら悪いものやら困ってしまいます。
 それに、京都人はどうも他所から来た人を田舎者扱いにする傾向があるようです。東京から来た人も田舎者になってしまいます。

 本日のお昼の音楽はマーラー「交響曲第1番(巨人)」に致しました。

ドゥダメルもいいですよ。

本日はドゥダメルのロザンジェルス・フィル就任コンサートの冒頭部分を貼っておきます。


2010年9月13日月曜日

本日の昼食、文科省、そしてショパン「ピアノ協奏曲」

末休むことが出来ませんでしたので、少々疲れ気味です。それに睡眠不足。

 今週の金曜日からもう出講先の講義が始まります。その大学も今年から1セメスターにつき16回の授業をするようになったので、後期の始まりが早くなりました。文部省の指導ですが、大学の年間スケジュールは相当きつくなっています。大学は、そうでなくとも雑用が増えて忙しくなっていると言うのに!知り合いのお話などを伺いますと、小・中・高もそうですが、大学でも鬱病などで休職する教員が急激に増えているようです。教員が鬱病にならざるを得ない学校ってどう思われますか?はっきり言って、文部科学省は本当に愚かです。きちんとものを考えられる人間が一人もいないのではないかと疑わざるを得ません。もう一度はっきり申し上げます。日本の文部科学省は愚かです。

 本日の昼食は久しぶりに「フルーツサンド」です。

そして、デザートは梨です。

それからアイスクリームも買って参りました。節約のためアイスバーに致しました。実は今月は少々出費が嵩み財政難に陥っております。今週中に美容院にも行きたいとおもっておりますので、先ほどショッピングモール内の ATM で引きだして参りました。節約を心懸けないと!節約、節約!

 それから、昨日の研究会で、知り合いから英国土産のハロッズのショートブレッドを戴きました。はっきり言って余り美味しいものではございません。大体英国のお菓子は大味で美味しくありません。ケーキなど、このケーキ好きの私でさへ余り戴きたいとは思わないくらいです。

 本日のお昼の音楽は先日購入致しました小山実稚恵さんの「ショパン・ピアノ協奏曲」に致しました。

本日はラファウ・ブレハッチの演奏で第1番第1楽章を貼っておきます。