2010年7月31日土曜日

口内炎と「無能の人」と「ヴォカリーズ」

は皮膚のトラブルは滅多にないのですが、昨日来口内炎になり、口の中が痛くて堪りません。昨夜はお粥さんを作って戴きました。それで本日の昼食はこれです。

昨日は何もしなくても痛かったのですが、本日は大分よくなったようです。夕食からはきちんとした食事をしたいと思います。

 昨日は出講先の試験の間に時間がありましたので、つげ義春「無能の人」を読みました。

とても面白く読みました。ここに収められている作品の多くには、仕事の依頼がなくて貧しい生活をしているマンガ家が登場します。ご自身をモデルにしているのでしょうか?彼は河原の石を拾い集め、そこに4本の柱を立ててその上に布きれを乗せただけの「石屋」をつくり、何もせずに客を待ちますが、もちろん河原の石など買う人などなく、商売になろう筈もありません。
 この中に山井書店と言う古書店が出て参ります。この「山井」と言うのは恐らく「病」のもじりで、この店の主人は、今にも死にそうな病人のふりをして床に伏しています。それは自分を「あってない」と観想するための手段のようです。
 読んでいたら何だか古書店を開きたくなって参りました。店にはバッハの曲を流し、終日、本を読んだりうたた寝をしたりしながら過ごすのもいいかも知れません。

 本日のお昼の音楽は諏訪内晶子「メロディー」に致しました。

それでは本日はラフマニノフ「ヴォカリーズ」を貼っておきます。


2010年7月30日金曜日

ハーテンダッツ新製品と「音楽の友」8月号とバッハ「ヴァイオリン協奏曲」

ほど出講先から帰って参りました。本日は試験で来週からはお休みです。週末が少し楽になります。
 帰りがけに、ハーゲンダッツの新製品 'Milk Classic' を買って参りました。

「濃厚ミルク」と書いてあります。実に魅惑的な響きではございませんか!味は「リッチミルク」に似ておりますが、色は少し黄色っぽく、濃厚な感じが致します。とても美味しかったです。

 「音楽の友」8月号が届いておりました。特集Ⅰは「没後20年 バーンスタインの軌跡」です。亡くなってもう20年になるのですね。特集Ⅱの「コンサートマスターの世界」が面白そうです。オンサートマスターのお仕事、歴史、日本の主要オーケストラのコンサートマスターの紹介などがあります。

本日の音楽はまたバッハです。「ヴァイオリン協奏曲集」を久しぶりに諏訪内晶子さんの演奏で聴いております。

それでは、ヒラリー・ハーンの演奏で、「ヴァイオリン協奏曲第1番 BWV1041」の第一楽章を貼っておきます。


2010年7月29日木曜日

節制と悪夢とシューマン「ピアノ協奏曲」

日の昼食は「豆パン」葡萄3粒です。節制しています。


先日TVコマーシャルでハーゲンダッツの新製品「クラシックミルク」を見ました。本日はそれを買って来ようと思っていましたがありませんでした。残念!「クラシックミルク」、何だかとても美味しそうな響きです。

 昨夜はまた悪夢を見て、よく眠れませんでした。私にぴったりの、カフカ「審判」のヨーゼフ・K になったような夢でした。今日も眠たいです。

 昨日はバッハの命日でしたが、本日はシューマンの命日です。(1810/6/8-1856/7/29) 本日のお昼の音楽は、哀悼の意を表して「ピアノ協奏曲」を聴いております。

それではアルゲリッチの演奏で第1楽章を貼っておきます。




2010年7月28日水曜日

バッハの命日

このところ甘いものを摂りすぎているように思われます。心が弱くなっている証拠です。これから、少し節制しようと思います。

 本日の昼食は「サンドウィッチ」だけに仕様と思いましたが、小さな「栗スウィートポテト」を一つだけ買ってしまいました。この程度はいいことに致します。

 本日はバッハの命日です。(1750年7月28日)

感謝の念を込めつつご冥福をお祈り致します。

 音楽は何にしようか知らんと思いましたが、矢張り、グールドの演奏で「ゴールドベルグ変奏曲」に致しました。

それでは一部を貼っておきます。


2010年7月27日火曜日

「鰻」と読書会とモーツァルト

夜は久しぶりにを戴きました。鰻と言うとギュンターグラス「ブリキの太鼓」を思い出します。この作品は原題ドイツ文学の代表作の一つです。私が持っているのは単行本ですが、集英社文庫からも3巻本で出ております。

映画化もされていますが、原作に忠実で中々いい映画になっております。

この作品は、ナチスが台頭する第二次世界大戦に向かうダンツィヒを舞台に、その醜悪な社会に対して、3歳で成長するのを拒否する主人公オスカルの視点から世界を描きます。
 その中で、鰻を捕る場面があるのですが、馬の頭にロープを付け海に投げ込み、暫くしてから引き上げますと、その頭の中に数多くの鰻が蠢いております。映画でもその場面が映し出されますが、ちょっと衝撃的です。私は鰻を戴く度にこの場面を思い出して仕舞います。困ったものです。

 本日は午前中に読書会がありました。読んだのは先日もご紹介したデイヴィッド・ロッジ「ベイツ教授の受難」です。難聴になり大学を退職した言語学者の生活を日記風に綴っています。作品中にも書かれていますが、例えば、「オイディプス王」のように、盲目は悲劇になり得ても、難聴になった人の滑稽な聞き間違いや、何度も聞き返す様は、たとえ本人には極めて苦痛なことであっても、決して悲劇にはなり得ず喜劇にならざるを得ません。英文学には喜劇の伝統があり、この作品も良質な喜劇の一つです。

本日は食欲がないので、昼食は抜き、果物を少し戴きました。

お昼の音楽はムター姉さんの演奏でモーツァルト「ヴァイオリン協奏曲」を聴きました。

それでは第5番第1楽章を貼っておきます。


2010年7月26日月曜日

結婚式とピオーネと 'Bach: Violin and Voice'

日の昼食は新製品の「フルーツサンド・ヨーグルト風味」「ごまもっちー」「チーズもっちー」です。

新鮮そうな「ピオーネ」が出ておりましたので買って参りました。

 土曜日の結婚式は暑くてたまりませんでした。式のあった教会のチャペルにはエアコンがなくて、式の間にすっかり汗をかいて仕舞いました。それから披露宴のあるホテルにタクシーで移動致しました。

 お食事はまずまずでしたが、デザートは今一歩でした。(デザートの写真を載せ忘れました。)
 まずはオードブル

続いて、「オマール海老のフリカッセ」

次はアントルメの「フランボワーズのシャーベット」

それから、「フィレステーキ、トリュフソース添え」

最後がお食事で何故か和風。茶碗蒸し、鯛ご飯、お清ましです。



本日はバッハが聴きたくなり、ヒラリー・ハーンの 'Bach: Violin and Voice' を聴きました。

それではマタイ受難曲より 'Gebt mir meinen Jesum wieder' を貼っておきます。


2010年7月23日金曜日

本日の昼食と結婚式とベートーヴェン「トリプルコンチェルト」

日は出講先の授業が休講なので少し楽です。
 昼食は「ホットドッグ(サルサソース)」「豆パン」です。昨日「フルーツサンド」を戴きましたので、禁欲的な昼食に致しました。

本日は葡萄を買おうと思っていたのですが、お安いのは新鮮ではなさそうでした。1980円で房の大きい新鮮そうなピオーネが出ていたのですが、少々お高いので躊躇していたところ、隣に北海道産の桜桃が出ておりましたので買って参りました。でも、山形産の佐藤錦にくらべ、明らかに味が落ちます。

 明日は知り合いの結婚式があります。私は余り結婚式は好きではなりません。「~家、~家、ご両家披露宴」とか書いてあるのを見ると嫌な心持ちが致します。家が結婚するんですか?日本の結婚制度は未だに女性が男性の家に嫁ぐと言う前近代的な考え方の残滓が伺え、フェミニストの私としては少々抵抗を感じて仕舞います。

 本日のお昼の音楽は、一昨年暮れのコンサートを思い出しつつ、ベートーヴェン「トリプルコンチェルト」を聴いております。

それでは第3楽章を貼っておきます。


2010年7月22日木曜日

「フルーツサンド」とモーツァルト「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」

日の昼食は「フルーツサンド」です。

このフルーツサンドは310円。こんなに美味しくてこのお値段!パン屋さんに感謝致します。桃は剝いたら戴いて仕舞わないといけないのですが、毎日1個ずつ戴いていいものでしょうか?今度からは1週間に桃は2個、葡萄を1房買って、残りの日を葡萄何粒かずつで過ごそうと思います。
 
本日のお昼の音楽は、ヒラリー・ハーンの演奏でモーツァルト「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」に致しました。とても心地よく聴ける1枚です。

それでは、ソナタ第25番 K301 を貼っておきます。




2010年7月21日水曜日

「桃」とバッハ「マタイ受難曲」

日の昼食は「ジューシー焼きカレーパン」「バターケーキクロワサン」でした。


とうとう桜桃は店頭から姿を消しました。本日は今年初めて「桃」を買って参りました。それから、アイスクリームとチーズも買いました。桃はまだ甘みが少々足りませんでしたが、それでも美味しく戴きました。

 本日のお昼の音楽はバッハ「マタイ受難曲」を聴きました。

本日は、アリア 'Erbarme dich, mein Gott' を貼っておきます。


2010年7月20日火曜日

本日の昼食と「四畳半神話体系」とバッハ「無伴奏チェロ組曲」

くなりました。もう駄目そうです!私は暑いのは苦手です。寒いのも苦手ですが。

 本日の昼食は「ツナトマトサンド」「マンゴーデニッシュ」に致しました。

食欲はないのですが、今晩はヴァイオリンのレッスンですので、きちんと戴いておかないと!

 昼食を買いに出るついでに森見登美彦「四畳半神話体系」を買って参りました。森見の作品は殆ど読んでいますが、これは読んでいませんでした。最近文庫本になったようです。

本日のお昼の音楽はバッハ「無伴奏チェロ組曲」に致しました。何時もはヨーヨーマで聴くことが多いのですが、本日はロストロポーヴィッチを聴きました。

この曲は、私の好きな映画監督アンドレイ・タルコフスキーが亡くなり、パリで葬儀が行われた際、同じく反体制亡命芸術家であったロストロポーヴィッチが弾いた曲です。
 ロストロポーヴィッチの演奏は「埋め込み無効」となっておりましたので、本日はミッシャ・マイスキーの演奏で第1番プレリュートを貼っておきます。


2010年7月19日月曜日

お仕事と「青銅の悲劇」とラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」

日もお仕事に来ております。ネットワークの不具合で更新が出来ず、やっと復旧したようですので遅ればせながら更新しておきます。

 3時くらいまでお仕事をして、その後は昨日読み始めた笠井潔「青銅の悲劇」を読んでおりました。

笠井潔の小説は長いものが多いので、私としてはとても有り難く思います。この小説も単行本だと厚さが5.8センチありますので、たっぷり2日は楽しめます。
 
 本日は食欲がなかったので昼食は抜きました。流石にお腹が空いて参りましたので夕食はしっかり戴くつもりです。

 先ほどから、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」を聴いております。明日はヴァイオリンのレッスンですので暫くしたらヴァイオリンの練習をして帰ろうと思います。

それでは第1楽章を貼っておきます。




2010年7月17日土曜日

本日の昼食と芸術劇場とシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」

日は晴れて蒸し暑くなりました。そろそろ梅雨明けかも知れませんね。
 本日の昼食は「ホットドッグ(サルサソース)」「バターケーキクロワサン」です。デザートにはゴディヴァのチョコレートと桜桃を戴きました。

昨夜の「芸術劇場」は観られましたか?神尾真由子シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」なかなかよかったですね。以前にも申し上げましたが、神尾真由子は私が期待している若手ヴァイオリニストの一人です。CD はまだ2枚しかリリースしておりませんが、2枚目の「パガニーニ・24のカプリース」などを聴くと彼女の技術の高さを伺うことが出来ます。

シベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」は、ハイフェッツ、クレーメル、ムター、五嶋みどり、諏訪内晶子、ハーンなどの CD を持っていますが、本日はまたヒラリー・ハーンの演奏を聴いております。

本日は神尾真由子の演奏で第1楽章を貼っておきます。




2010年7月16日金曜日

笠井潔「青銅の悲劇」とワッフルとブラームス「弦楽6重奏曲」

日は出講日。先ほど帰って参りました。帰りに書店に寄り笠井潔「青銅の悲劇 瀕死の王」を買って参りました。単行本は2008年に出たと言うことです。私としたことが見逃しておりました。矢吹駆シリーズは2002年の「オイディプス症候群」以来ですので、読むのが楽しみです。

お腹が空いていたのでついでのワッフル(北海道生キャラメル&濃厚ミルク、宇治抹茶苺大福)を買って参りました。美味しく戴きました。

本日のおやつの音楽はコチアン弦楽四重奏団+ブラームス「弦楽六重奏曲」を聴きました。

それでは第1楽章を貼っておきます。尚、今夜の「芸術劇場」はBBC交響楽団のコンサートです。神尾真由子を迎えシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」も演奏されます。録画しておかないと!




2010年7月15日木曜日

「おいなりさん」「おはぎ」、笠井潔とグレン・グールド「バッハ:パルティータ」

夜は悪夢を立て続けに見て、よく眠れませんでした。それで本日も睡眠不足です。

 本日のお昼は「おいなりさん」「おはぎ」です。

昨日何時ものショッピングモールに入っている本屋さんで笠井潔の新作「青銅の悲劇 瀕死の王」を探したのですがありませんでした。本日は違うショッピングモールの本屋さんに行ってみたのですがこちらにもありませんでした。私の中では笠井潔は結構メジャーなのですが一般的にはマイナーなのかも知れません。

 本日のお昼の音楽はまたバッハです。グレン・グールドの演奏でバッハ:パルティータを聴きました。

バッハ先生は偉大です。あんなに素晴らしい音楽をあんなに沢山作曲されたのですから!

ところで何処の音楽室にも飾ってあるあの肖像は何処で売っているのでしょうか?今度探して見ようと思います。

 それではグールドの演奏でパルティータ第6番の一部を貼っておきます。


2010年7月14日水曜日

雨と最後の桜桃とバッハBWV1001

昨夜は大雨でびしょ濡れになってしまいました。やはり異常気象ですね。

 本日の昼食は「ツナトマトサンド」「バターケーキクロワサン」です。

桜桃もかって参りました。もう出ている数も少なく、鮮度もやや落ちているようです。恐らくこれで最後になると思います。ちょっと寂しい気分です。次は、桃と葡萄です。

 本日のお昼の音楽はまたバッハに致しました。クレーメルの演奏でソナタを聴いております。

本日はソナタの1番 BWV1001 第1楽章・アダージョをジャニーヌ・ヤンセンの演奏で貼っておきます。


2010年7月13日火曜日

「焼きそば」と「たい焼き」とバッハのシャコンヌ

日は会議日ですが、比較的早く終わり、今帰ったろころです。
 本日も雨。蒸し暑くて鬱陶しく感じます。睡眠不足で失神しそうです。会議の最中にうたた寝をして仕舞いました。
 本日の昼食は「焼きそば」です。「たい焼き」も戴きました。「焼きそば」は何時ものお好み焼き屋さんで買って参りましたが、暑いせいかお客さんが少ないようです。潰れるといけないので、時々は買ってあげようと思います。(私一人が買っても余り意味はないかも知れませんが・・・。)

お天気と同様私の気分もすぐれません。そこで、本日のお昼の音楽はバッハ無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・パルティータを聴きました。

本日はヒラリー・ハーンの演奏でパルティータ2番「シャコンヌ」を貼っておきます。私のとても好きな演奏です。




2010年7月12日月曜日

選挙と「ペンギン・ハイウェイ」とショパン「ピアノ協奏曲第1番」

昨日は昼前に選挙に行き、午後は寝転んで「ペンギン・ハイウェイ」を読みました。私は、様々な意味で、アメリカ型の競争社会より、ヨーロッパ型の福祉社会の方が優れていると思っています。

 本日の昼食は「豆パン」と「むっちりきなこ」です。

「ペンギン・ハイウェイ」はとても面白く読みました。

主人公(語り手)は知りたいと思ったことを研究しノートに付けるのが好きな小学4年生の男の子、アオヤマ君。その友人で、宇宙のことやブラックホールに関心のあるウチダ君と、相対性理論を知っていてチェスの強い少女ハマモトさんの3人が、団地に突然現れたペンギンと森の奥に出現した「海」(球状の水の固まりのようなもの)の研究を始めます。やがて、その奇怪な現象と主人公の少年が好意を寄せる歯医者さんに勤める「お姉さん」との間に何らかの関係があることが分かります。
 この主人公の少年や少女たちは、自分の子供時代を思い出させます。私も、宇宙やブラックホールや相対性理論、それから、人間存在とは一体何なのかと言った問題に興味を抱き、本を読んでは発見したり考えたことなどをノートに書いたりする(多分、少々変わった)少年でした。
 森見らしい奇想天外な物語ですが、世界を探求しようとするこれら少年・少女たちの姿にある種の感動を覚えます。大変読後感のよい小説でした。森見の新境地と言ってよい小説だと思います。お薦めの一冊です。

 本日のお昼の音楽はラファウ・ブレハッチショパン「ピアノ協奏曲第1番」の DVD を見ました。

ブレハッチはコンサートで聴いたこともありますが、オーソドックスなスタイルで、切れのいい演奏を致します。このピアノコンチェルトもとてもいい演奏だと思います。