2009年10月27日火曜日

「読書会」とバッハのインヴェンション

日は読書会の日です。読んだのはイタリアの現代作家、パオロ・ジョルダーノ『素数たちの孤独』。イタリア最高の文学賞「ストレーガ賞」を受賞し、120万部を売り上げてベストセラーとなった小説です。読書会の皆さんは面白く読まれたようでとても好評でした。物語は、幼い頃の体験によってそれぞれトラウマを抱えた少年と少女が出会い、互いに惹かれ会いながらも、やがて大人になってそれぞれ独立した人生を送ると言ったものです。確かに、よくできた小説でHも面白く読みましたが、どこか物足りないところがあります。小説と言うのは、読んでいて何処かに違和感があり、世界の見え方をほんの僅かでも変えてくれるような所がないと物足りなさを感じてしまいます。その点、Hは少々物足りなく感じました。
 読書会の皆さんからは、先生は「一般の読者」にはなり得ないのだと言われました。そうなのかも知れません。
 本日の昼食は時間がなかったのでアンパン一つで済ませました。今夜はヴァイオリンのレッスンがあるので、ちょっとお腹が空くかも知れません。読書会の時のケーキが一つ余っているので、おやつに食べようか知らん?でも、1日にケーキを戴くのは少々抵抗を感じます。でも食べちゃお!
 今は例によってグールドでバッハの「インヴェンションとシンフォニア」を聴いています。でもそろそろ仕事に戻らないと。それではまた。




0 件のコメント: