2009年10月31日土曜日

『お好み焼き」と「たい焼き」とブラームスのヴァイオリン・ソナタ

日は朝季節性インフルエンザの予防接種を受けて参りました。Hは滅多に風も引かないのですが、新型インフルエンザにも多少効果があるかも知れないと言う話ですので接種致しました。本当は注射が大嫌いなのですが。目を瞑り顔を背けておりましたところ、看護師さんに笑われてしまいました。失礼な!大体、人体に針を刺すなどと言う野蛮な行為を何事もないかの如くする方がおかしいと思いませんか?痛かったです。涙がちょっと滲みました。


本日のお昼の音楽はアンネ・ゾフィー・ムター/ワイセンベルク演奏のブラームス・ヴァイオリンソナタ集です。1番「雨の歌」のタッタター・タラララー・タッタタータ・タッタタータと言う旋律は、鬱陶しい雨の日に頭の中で奏でると、ちょっと楽しい気分になれます。

本日は生憎(?)晴天ですが、「雨の歌」をムター/ワイセンベルクとチョン・キョン・ファの演奏で貼っておきます。矢張りムターの方がいいようです。




2009年10月30日金曜日

出講とバッハの「ヴァイオリン協奏曲集」

日は出講日。先ほど帰り、休憩中です。お昼は例によってアンパン1つ。少々お腹が空いたのでチョコレートで飢えをしのぐことに致します。本日は、バッハの「ヴァイオリン協奏曲集」諏訪内晶子で聴いています。最近はヒラリー・ハーンで聴くことが多くなっています。以前にも書きましたが、諏訪内晶子の演奏は、第1ヴァイオリンが強くフィーチャーされ、バッハにしては少々ロマンティック過ぎるきらいがあるように感じます。ハーンの演奏は、彼女らしい軽やかで伸びやかな演奏になっています。



また、カール・リヒタ/ミュンヘンバッハ管弦楽団の演奏はアンサンブルで聴かせると言った感じです。


ハーン、ジュリア・フィッシャー、アイザック・スターン/イツァーク・パールマンの演奏を貼っておきますので、お聴きになって下さい。






2009年10月29日木曜日

「王様のカツカレーパン」「むっちりきなこ」とデ・キリコとドビュッシー

日の昼食は何時ものパン屋さんで「王様のカツカレーパン」(!)と「むっちりきなこ」、それに何時もはハーゲンダッツですが、経費節約のためレイディー・ボーデンのアイス・バーを買って参りました。
 デ・キリコはHの好きな画家の一人ですが、その中でも取り分け「ヘクターとアンドロマケ」が好きです。この絵は先日行ってきた倉敷の大原美術館に所蔵されていますが、ミュージアム・ショップには複製も絵葉書もありませんでした。人気がないのか知らん?ヘクターはトロイの王子で指揮官、アンドロマケはその妻です。ホメロスの「イリーアス」に出てきます。ヘクターは戦死し、アンドロマケは城から飛び降りて自殺します。また、サルトルの戯曲「トロイアの女たち」でも、アンドロマケやカッサンドラが扱われています。カッサンドラは予言の能力を持ちながら、その予言が誰にも信じてもらえないと言う呪いをかけられています。そのような話を知った上でこの絵を見ると、とても悲しい感じが致します。夕暮れらしき背景の前に、人間の肉体の暖かみを奪われて佇む二人。なにやら悲しくはありませんか?抽象的な絵ですが、Hにはとても感情の籠もった絵に見えます。

今日はまた久しぶりにワイセンベルクの演奏でドビュッシーを聴いています。「ベルガマスク組曲」「子供の領分」「喜びの島」(のだめがコンクールで弾いていましたね。)などが入っています。たまに静かに聴くのもいいものです。



2009年10月28日水曜日

神尾真由子のパガニーニ24のカプリース

日は時間がなかったので昼食はなし。断食男子をきめこみました。でもお腹が空いて参りました。ちょっとお菓子でも戴くことに致します。
 先ほどから、少し休憩を取って、神尾真由子「パガニーニ・24のカプリース」を聴いております。神尾真由子は矢張り才能があると思います。大体、カプリース全曲を弾いている日本のヴァイオリニストは五嶋みどりなど僅かしかいません。もちろん、現在注目されている若手ヴァイオリニストの一人には違いありませんが、もう少し注目されてもいいような気が致します。本日は、演奏されることの多い24番を神尾真由子五嶋みどりヒラリー・ハーン、大御所のハイフェッツの演奏で貼っておきます。聴き比べて下さい。こうして聴き比べると、改めて五嶋みどりの力量を感じます。






2009年10月27日火曜日

「読書会」とバッハのインヴェンション

日は読書会の日です。読んだのはイタリアの現代作家、パオロ・ジョルダーノ『素数たちの孤独』。イタリア最高の文学賞「ストレーガ賞」を受賞し、120万部を売り上げてベストセラーとなった小説です。読書会の皆さんは面白く読まれたようでとても好評でした。物語は、幼い頃の体験によってそれぞれトラウマを抱えた少年と少女が出会い、互いに惹かれ会いながらも、やがて大人になってそれぞれ独立した人生を送ると言ったものです。確かに、よくできた小説でHも面白く読みましたが、どこか物足りないところがあります。小説と言うのは、読んでいて何処かに違和感があり、世界の見え方をほんの僅かでも変えてくれるような所がないと物足りなさを感じてしまいます。その点、Hは少々物足りなく感じました。
 読書会の皆さんからは、先生は「一般の読者」にはなり得ないのだと言われました。そうなのかも知れません。
 本日の昼食は時間がなかったのでアンパン一つで済ませました。今夜はヴァイオリンのレッスンがあるので、ちょっとお腹が空くかも知れません。読書会の時のケーキが一つ余っているので、おやつに食べようか知らん?でも、1日にケーキを戴くのは少々抵抗を感じます。でも食べちゃお!
 今は例によってグールドでバッハの「インヴェンションとシンフォニア」を聴いています。でもそろそろ仕事に戻らないと。それではまた。




2009年10月26日月曜日

学会とショパンの「ピアノ・ソナタ3番ロ短調」


末は学会で留守にしておりました。ブログの更新が出来ず失礼致しました。少々遠いところであったので、疲れました。それに、田舎でしたので、いいホテルがなくて、Hの嫌いなユニットバスで我慢致しました。帰る早々本日は授業が3コマ。それに、月末締め切りの原稿を抱え暫くは疲れた身体にむち打って仕事をしなければなりません。やれやれ。来週末の温泉旅行と五嶋みどりのコンサートを楽しみに頑張ることに致します。
 本日のお昼は何時ものパン屋さんで「サンドウィッチ」を買い、それから、例によって「たい焼き」とここのところHが好んでいる「明治十勝スマートチーズ」(4個増量中)を買って参りました。先ほど「たい焼き」を戴いた所ですが、結構お腹がいっぱいになり、眠くなって参りました。ちょっとお昼寝をしたいところですが、授業があるので出来ません。
 お昼の音楽は久しぶりにアルゲリッチ1965年録音のショパンを聴いております。ピアノ・ソナタ3番ロ短調、3つのマズルカ、ポロネーズ6番「英雄」などが入っています。



アルゲリッチ演奏のピアノ・ソナタ3番ロ短調第4楽章を貼っておきますので、お聴き下さい。


2009年10月22日木曜日

「おいなりさん」と「おはぎ」そして「フーガの技法」

日の昼食は近所の甘味処で「おいなりさん」「おはぎ」を買って来て戴きました。明日からまた学会で2,3日ブログもお休みです。今は学会シーズンです。明日は、出講先からいったん帰宅して、それから、荷物を持ってすぐに出かける予定です。原稿の締め切りもあり、忙しくて堪りません。肉体的にも、精神的にも、そろそろ限界に近づいているようです。やれやれ。
 本日のお昼の音楽はまたグレン・グールド「フーガの技法・イタリア協奏曲」を聴いています。どちらも好きな曲なのでお気に入りの一枚です。以前にも書きましたように、「フーガの技法」はバッハ最後の曲で、曲の終わり間際に、B、A、C、Hの音が刻み込まれていて、まるでバッハの墓碑銘のようで、この曲の終わり近くになると、胸がジーンとします。

それでは、「フーガの技法」のピアノヴァージョンとオルガンヴァージョンを貼っておきますので、お聴きになって下さい。




2009年10月21日水曜日

「美容院」と「音楽の友」とバッハのトッカータ

日は午前中に美容院に行って参りました。時間がなかなか取れず、2ヶ月ぶりです。4センチ程切って戴き大分すっきり致しました。どうもHは髪が伸びるのが速いようです。2ヶ月で4センチと言うことは、1ヶ月2センチ伸びた計算です。普通そんなものなのか知らん?それに髪の毛の本数がどうも多いようなので、特に伸びると乾かすのに時間がかかって大変です。(薄毛でお悩みの方から怒られるかも知れませんが。)
 帰りにメールボックスを覗いてみると「音楽の友」の11月号が届いておりました。まだ、じっくり読んではいませんが、特集は「ヴァイオリニストたちが求める理想の音」です。ヴァイオリンを弾くHとしては興味深い特集です。その記事によりますと、10年前なら、「世界で最高のヴァイオリニストは誰か?」と聞かれたら、ハイフェッツかオイストラフの名前を挙げておけばよかった。現在代表的なヴァイオリニストと言えば、クレーメルかムターあたりであろうが、昔の「世界最高」とはちょっと違うような気がする。それは、昔のヴァイオリニストたちは最高の「ヴァイオリンの音」に最高の価値を見出し、それを聴衆に伝えようとしていた。だが、現在のヴァイオリニストたちは、「音楽家」として、「最高の音楽」を奏でようとしている、と言った内容でした。私もそんな感じが致します。皆さんはどうお考えでしょう。


本日の昼食は「肉うどん」、昼食の音楽はまたしてもグレン・グールドでバッハの「トッカータ全曲」を聴きました。


ついでに、YouTube からグールド演奏のバッハ、トッカータニ長調 BWV912 を貼っておきます。


2009年10月20日火曜日

「むっちりきなこ・カレーの達人」と「N響アワー」とブラームス「交響曲第2番」

日の昼食は「むっちりきなこ」「カレーの達人」、それからスターバックスで「チャイ・ラテ」を買って参りました。美味しく戴きました。「むっちりきなこ」はもちろんですが、「カレーの達人」も外の皮がカリッとしていて美味しいのでございます。
 それにしても、学会の仕事がやっと終わったと思いきや、今週末も学会がありますし、10月末、11月末締め切りの原稿も抱え忙しくて堪りません。本日もこれから講義の準備やら何やらをしなければなりません。眠たいよ~。
 でも、11月になれば、五嶋みどりのコンサートがありますので、それをひたすら楽しみに頑張ることに致します。
 本日のお昼の音楽はブラームス交響曲第2番に致しました。カラヤン/ベルリンフィルの版しか手元になかったので、本日はそれで聴きました。


ついでに、YouTube から取ったカラヤンの演奏を貼り付けておきます。



2009年10月19日月曜日

休日とベートーヴェンの「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」

この所日曜日にも休めなかったのですが、昨日は久しぶりにのんびり過ごしました。朝は10時に起床し、それからパンが切れていたので、朝食にはお結びをつくって戴きました。
 後は終日寝転んで、時にお昼寝をしつつ本を読んで過ごしました。読んだ本はパオロ・ジョルダーノ「素数たちの孤独」(早川書房)です。中々思い白い小説です。タイトルからして面白そうでしょ?
 本日は、午前中にゼミがあり、昼休みには、土曜日に借りた「ベートーヴェン・ウィルス」を「つたや」に返しに行って、ついでに隣のファミマでサンドウィッチを買って来て戴きました。
 本日のお昼の音楽は、そろそろ五嶋みどりのコンサートも近づいて参りましたので、予習も兼ねて、ベートーヴェンの「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」を聴きました。



と言う訳で、本日はんべートーベン「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」を貼っておきます。







2009年10月17日土曜日

「ベートヴェン・ウィルス」とヴァイオリン

日は「つたや」に行って、「ベートヴェン・ウィルス」の Vol.7~9 を借りて参りました。
カン・ゴヌの指揮するオーケストラ、益々波瀾万丈。クラシック音楽ファンの方ならきっと楽しめますよ。
 さて、H はヴァイオリンを弾きますが、ヴァイオリンって音も綺麗ですが、視覚的にも綺麗だと思いませんか?下の写真はヒラリー・ハーン「ブラームス・ヴァイオリン協奏曲ニ長調/ストラヴィンスキー・ヴァイオリン協奏曲ニ長調」のジャケットの表と裏の写真ですが、ヴァイオリンがとても綺麗です。(もちろん、演奏も綺麗ですが。)クリックして拡大して見て下さい。


そこで本日はまたハーンの演奏で、バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ/ソナタ」を聴いております。それでは、ハーンの演奏で「パルティータ2番・シャコンヌ」をお楽しみ下さい。



2009年10月16日金曜日

出講日とアンパンとシベリウス「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」

日は出講日。先ほど帰ってきたところです。本日も昼食はアンパン1個でしたので少々お腹が空きました。何か美味しいものは無いか知らんと部屋を物色してみましたが、常備のチョコレートアイスクリームしか無かったので、暑くはありませんがアイスクリームを戴きました。今日は6時から会議です。やれやれ。
 疲れたので少し休むことに致しまして、今はシベリウス「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」を聴いております。北欧の青空を思わせるような、とても旋律の美しい曲ですね。


2009年10月15日木曜日

「焼きそば」と「たい焼き」そしてエルガーの「チェロ協奏曲ロ短調」

日の昼食は「焼きそば」「たい焼き」に致しました。「たい焼き」、美味しいです。たい焼き屋さんの名前は「木村屋」さんです。本日確認致しました。小倉あん110円です。尻尾まで餡がたっぷり入っています。よろしい。

昼食の音楽は、ジャクリーヌ・デュプレエルガー「チェロ協奏曲ロ短調」を聴きました。デュプレの代表的な演奏とされていますが、本領を発揮していると思います。いい演奏です。
 本日は、デュプレと指揮、ダニエル・バレンボイムの演奏と、デュプレの使っていた名器「ダヴィドフ・ストラディバリ」を現在使っているヨーヨーマの演奏を貼っておきますので、聴いてみて下さい。ヨーヨーマの演奏も指揮者はバレンボイムです。バレンボイムの変容振りを見ますと、歳月を感じます。




2009年10月14日水曜日

本日の昼食と自動販売機と「ゴールドベルグ変奏曲」

日の昼食は「ウィンナー・ドッグ」「クリームパン」に致しました。何時ものパン屋さんで買って参りました。実はこのパン屋さん、クリームパンもとても美味しいのですが、何時もは「むっちりきなこ」を戴きますので、ここのところ戴いておりませんでした。久しぶりに美味しく戴きました。パン屋さん、有り難うございます。

この写真は、美観地区ではございませんが、倉敷で撮ったものです。古い町並みで、風情を感じて撮ったのですが、自動販売機が目障りなので、昨日は掲載致しませんでした。それにしても、日本は自動販売機が多いですね。コンビニが至る所にあるのですから、とても必要とは思えません。実に目障りです。ふん、ふん(怒りの鼻息。) この写真でもせっかくの古い町並みが台無しです。何とかして下さい!

本日は、グールドの演奏で「ゴールドベルグ変奏曲」を静かに聴くことに致します。


2009年10月13日火曜日

学会と倉敷

末は学会があり留守にしておりました。失礼致しました。学会でのお仕事を無事終え、翌日の月曜日が休日だったので、その足で倉敷に参りました。倉敷には美観地区に「大原美術館」があり、これまでも2度ほど訪れたことがあります。
 宿泊は倉敷日航ホテルに致しました。H は部屋が狭いのとユニットバスが大嫌いなので、そのようなホテルは出来るだけ避けるように致しております。倉敷日航ホテルは、お部屋が40平米以上有り、シャワーブースも独立しているのでゆっくり寛げました。なかなかいいホテルでした。



睡眠不足でしたので、12時にチェックアウトし、ホテル内で朝食兼昼食を済ませました。


その後、ホテルのすぐ裏手にある「旧大橋邸」を見学致しました。風情のある立派なお屋敷です。





それからいよいよお目当ての「大原美術館」にて絵画を鑑賞致しました。ここにはエル・グレコ「受胎告知」を初め、ムンク「マドンナ」モネ「睡蓮」ゴーギャン「かぐわしき大地」などいい絵が沢山あります。



2時間程絵画を鑑賞致しました。お土産は、ミュージアム・ショップにて絵葉書やクリアファイルなどを買いました。



ムンク「マドンナ」は大好きな絵ですが、この葉書を戴いた方はちょっと不気味かも知れませんね。疲れたので、美術館を出てすぐに、隣にある喫茶店「エル・グレコ」にてコーヒーとチーズケーキを戴き、暫し休憩致しました。


それから暫く美観地区を散策致しました。



6時過ぎに、「亀遊亭」と言う洋食屋さんで夕食にビーフ・シチューを戴きました。




それから、ホテルで預けていた荷物を受け取り、倉敷駅から岡山駅に戻り、新幹線にて帰宅致しました。大変楽しい1日となりました。本日はこの辺で。これからヴァイオリンのレッスンです。今回、余り練習が出来なかったので少々憂鬱です。

2009年10月9日金曜日

出講と出張そしてチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」

日は出講日。先ほど帰って参りました。些か疲れました。昼食は例によってアンパン一つ。お腹も空きました。でも我慢します。明日からは学会に出席するため留守に致します。2~3日このブログもお休みです。
 本日はチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」を聴いております。色々なヴァイオリニストが演奏しているのでどれがいいのか迷うところです。今聴いているのはギドン・クレーメルの演奏です。






こうして並べてみると、Hの趣味はワンパターンですね。YouTube から、五嶋みどりの演奏を貼っておきます。いい演奏です。お楽しみ下さい。