さて、話はH氏の幼稚園時代に遡ります。H氏の母親は少々スノビッシュなところがあり、Hは最寄りの幼稚園ではなく、少々品の良い幼稚園にバスで通っておりました。スモックと帽子は紺、鞄は自由でしたが、Hの幼稚園鞄は白地に紺のチェックでした。Hは成長が極めて遅く、高校生になるまでずっと一番前でした。また幼少の頃から食が細く、何時ももっと食べろと言われておりました。身長は高校生になってから急激に伸び、現在173.5センチと人並みの身長になりましたが、依然として食は細く、昨年温泉に行って、無理して出された物を全て戴きお腹を壊して大変な目にあったこともございます。(これも幼少時の教育のせいか、食べ物を残すと強い罪悪感を感じてしまうのです。)極めて食いしん坊なのに、量が食べられないと言うのは、時として、無念な思いをすることもございます。
その少々スノビッシュな幼稚園では、よくクラシック音楽を聴かされました。それもどういう訳かモーツァルトの曲をよくかけておりました。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などは、思わず口ずさんでしまうほど何度も聴かされました。(クラシック音楽を口ずさむ幼稚園児なんて、少々嫌らしい感じも致しますが・・・。)Hは、当時、特にクラシック音楽に関心があった訳でもなく、昼食の後など、どうしても眠くなりウトウトしてしまったものです。恐らくはそのせいで、現在でもモーツァルトを聴くと眠くなってしまいます。それに、モーツァルトの音楽自体は嫌いな訳ではありませんし、モーツァルトのせいでもないのですが、仕事が捗るとか、音楽セラピーだとかいった CD が出ていたりして、感心致しません。
そう言う訳で、Hはどうもモーツァルトとは相性が良くないようです。いい曲も沢山あり、ヴァイオリン協奏曲やデヴェロップメントなどは結構好きなのですが・・・。「レクイエム」は車の中でよく聴きますが、車の運転に相応しい音楽なのでしょうか???
0 件のコメント:
コメントを投稿