Hは健康第一主義みたいなのは嫌いです。生きると言うことは何時か死ぬことであり、従って、生は死を包含している訳ですし、それ故、病は生の必然です。健康第一主義は病を悪として生から排斥しようとしますが、それは大いなる欺瞞です。もちろんHとて病になりたい訳ではありませんが、病にしても死にしても、生の必然として迎え入れる心の準備はしているつもりです。また健康第一主義は、病にメタフォリカルな意味を付与します。この講義は3回連続で、第1回「隠喩としての病」、第2回「狂気の解剖:ヴァージニア・ウルフと夏目漱石」、第3回「エロースとタナトス:トマス・マンの『ヴェニスに死す』とカミュの『ペスト』」と題してお話しする予定です。でも準備はこれから。どうなることやら!取りあえず来週の講義ノートを作らないと!自転車操業です。やれやれ。
本日は諏訪内晶子のバッハ協奏曲集を聴くことに致します。皆さんBVWの番号でお分かりになりましたか?
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