2012年7月17日火曜日

「コロッケドッグ」と「原発・意見聴取会」そしてブラームス「ヴァイオリンソナタ」

の昼食は「一口コロッケドッグ」「あんパン」です。




それから、今年初めての葡萄(巨峰)を買いました。

 仙台に続き昨日は名古屋でエネルギー政策に関する意見聴取会が開かれました。そこでまた、原発依存率20~25%に賛成する発言者3人のうち2人までが中部電力社員、日本原子力研究開発機構東濃地科学センター職員でした。意見の発表舎は抽選で選ぶと言うことですが、もし本当なら推測出来ることは唯一つです。私はすぐに確率計算をする悪い(?)癖がございます。ですから、偶然とは思えません。つまり、もし参加者100人のうちこの二人だけが原発関係者だとしたら、この二人が発言者に選ばれる確率は0.0009%になります。先日の仙台での意見聴取会でも原発推進派の3人の中2人が東北電力幹部職員とOBとのことでしたので、このようなことが2回続けて起こる確率は、0.00000081%になります。確率的にはほぼ0です。とすれば何かの作為があったと言うことです。名古屋での参加者の意見の内訳は0が106人、15が18人、20~25が37人だったそうです。この37人の中には発言者の他に何人か原発関係者がいた筈です。そして、参加舎の抽選にはかなり多くの原発関係者が応募していたと予測出来ます。そう考えないと確率的に2人も発言者に選ばれることはあり得ないからです。要するに、原発関係者が動員されたということになります。
 そもそも、政府は癌発依存を減らすと言っていたのですから、原発を多数新規に建設しなければならない第3の選択肢はなくてよい筈です。このような選択において、人は真ん中を選択する傾向にありますので、第3の選択肢を入れることによって第2の選択肢に導こうとする意図があったと推測出来ます。(野田政権ではもしかしたら第3の選択肢を選ぶ可能性もありそうですけれど。) 如何にも官僚が考えそうな姑息な手段です。
 少なくとも、この意見聴取会は広く国民の声を聴く目的で行われているのですから、利害関係者が発言者になることはおかしいと思います。本当にやる気があるのならきちんとして戴きたいと思います。(余りやる気はなさそうですけれども)

 昨日は代々木の集会に17万人ほどの人が集まったそうです。暑い中ご苦労さまです。90歳になられた瀬戸内寂聴さんも京都から参加されていました。私も無理をしてでも行けばよかった!大江健三郎さんは、今回の大飯原発の再稼働について、侮辱されていると感じたと仰っていました。本当にその通りだと思います。70万人を越える署名を政府に提出した翌日に大飯原発は再稼働されたのですから。
 でも、こうして多くの方が声をあげて下さっていることには勇気づけられます。国民の声を全く無視する政治に、こうして一人一人が声を上げて行くことはとても大切なことだと思います。

 本日のお昼の音楽はブラームス「ヴァイオリンソナタ」です。


それではムター姉さんの演奏で第2番を貼っておきます。





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