2012年5月25日金曜日

「出講」と「たこ焼き」と「原発」そしてモーツァルト「ピアノ協奏曲」

日は「出講日」でした。何時ものことですが、1週間の疲れと睡眠不足で、帰ってくるとグッタリして仕舞います。お腹が空いたので帰りがけに「たこ焼き」を買って参りました。


それから「わらび餅」も少し戴きます。

 原発問題に関しては毎日のように腹立たしい事実が明るみに出ています。昨日も、国の原子力政策を決定する内閣府・原子力委員会の小委員会で、事務局が事前に原発推進派だけを集めて20回会合を開き、報告書を原発推進に有利になるように書き換えていたことが明らかになりました。あれだけの大事故が起こって多くの方が苦しんでいるのに、何でそんなことが出来るのか理解に苦しみます。まっとうな人間のやることではありません。事故前と全く体質が変わっていません。
 また、東京新聞以外のマスメディアは何故か取り上げていませんけれど、原子力安全基盤機構(基本的には原発を推進してきた組織です)が、解析した結果、1号の機格納容器の水位は40センチメートルしかないとの予測を発表しました。東電は1.8メートルと言っていますけれど、それより大分低い値です。機構は、水位は40センチしかないが、温度は30度と低いので冷却できていると分析していますけれど、もちろん違います。それだけの水で30度と言う温度は考えられません。明らかに、溶融した核燃料が格納容器を抜けてその下に落ちていると考えるべきです。少なくとも、水位がそれしかないと言うことは、これまで、格納容器に損傷があるのは2号機だけとされていましたが、1号機の格納容器にも損傷があると言うことを示しています。冷却水が、原子炉建屋の地下に溜まってゆくのを見れば当然予測出来た結果です。3号機格納容器も間違いなく損傷していると思います。1~3号機の全てで溶融した核燃料が格納容器を突き抜けて出ているとなると、これから数十年かけて行われる溶融した核燃料の取り出しには更に困難が生じます。30年や40年では済まないかも知れません。
 このような現状を見ていて、大地震がいつ来るかも知れないと言うのに、抜本的な安全対策も立てないまま原発を再稼働を進めようとしている人たちの神経は一体どうなっているのでしょう?本当に狂気の沙汰としか言いようがありません。

 本日の音楽は、今週はグリモー週間と言うことで、またエレーヌ・グリモー「モーツァルトピアノ協奏曲」です。


このアルバムには19番と23番が収録されていますが、先日23番を貼ったので、本日は19番K459を貼っておきます。





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