2月にBSプレミアムで放送されたドキュメンタリー「地下深く永遠に ー 100,000年後の安全」が最近、短縮版ですけれど、YouTubeにアップされました。私は録画して観ましたけれど、見逃された方は是非観て下さい。地球上で唯一作られつつある核廃棄物処分場、フィンランドの「オンカロ」を取材したドキュメンタリーです。YouTube で「オンカロ」を検索すれば出て来ます。
高レベル放射性廃棄物が、使用前のウランの放射線レベルになるのは100万年とも言われています。相当程度低くなるには少なくとも10万年が必要になりますので、10万年間、安全に管理する施設を作らなければなりません。そして現在最終処分上として建設されている唯一の施設が「オンカロ」なのです。調査の結果、オンカロの地層は少なくとも10万年以上地震が起きていない古い岩盤です。しかしそのオンカロでさへ、今後10万年地震が起きないと言う保証はありません。そしてそのことを問題にしている研究者もいます。日本にはそのような地層は全くありません。最終処分出来るのでしょうか?10万年前と言えば、地球上ではネアンデルタール人が生きていた時代です。それだけの時間、安全に管理出来るのでしょうか?
本日の音楽は神尾真由子「プリモ」です。
本日はこのアルバムにおさめられているワックスマンの「カルメン幻想曲」の一部とチャイコフスキー「懐かしい土地の思い出」から「メディテーション」を貼っておきます。「懐かしい土地の思い出」は私のとても好きな曲で、レパートリーにもしています。一番有名なのは「メロディー」だと思いますけれど、私はこの「メディテーション」が一番好きです。
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