先日注文していた「エレニの旅」が届きました。テオ・アンゲロブロス監督2004年の作品です。
テオ・アンゲロブロスと言えば、
「旅芸人の記録」で記憶されている方も多くいらっしゃると思います。この映画は、ギリシャ悲劇的な構成と、アンゲロブロス監督独特の長いカット、圧倒的な映像美で構成された優れた作品です。物語はギリシャ難民で孤児エレニを中心に展開します。難民村は実際に村を作り、最後は洪水で水没させますが、コンピュータ・グラフィックスは一切使っていません。
最近は、コンピュータ・グラフィックスがもてはやされていますが、この映画の映像のリアリズムは決してコンピュータ・グラフィックスでは出せないと思います。私は、このような人間そのものを描く手作りの映画が好きです。
本日は、
ブラームスのピアノ協奏曲第2番を
バックハウスとベーム/ウィーンフィルの演奏で聴いています。大変美しい曲です。
それでは、今では殆ど聴けなくなったバレンボイムの演奏で、第1楽章と、チェロのソロが美しい第3楽章を貼っておきます。
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